マカオ、2025年1Qの電子決済額に関する統計公表…飲食業2.2%増も小売業は17.4%減に
- 2025/5/17 9:19
- 産業・経済
マカオ政府統計・センサス局は5月16日、今年第1四半期(2025年1〜3月)及び3月単月の電子決済額統計(飲食業・小売業編)を公表。
今年第1四半期の飲食業における電子決済額は前年同時期から2.2%上昇の35.2億パタカ(日本円換算:約636億円)で、中でもファストフード店のレストラン(+10.3%)の増加幅が大きかった。ウェスタンスタイルのレストラン(+6.4%)と茶餐廳・粥麺店(+5.2%)についても上昇。中国式の酒楼・飯店(-1.9%)は下落に。小売業については17.4%減の131.2億パタカ(約2369億円)で、百貨(-26.6%)、時計・ジュエリー(-17.0%)、化粧品・衛生用品(-15.4%)の下落幅が大きかった。
今年3月単月では、飲食業における電子決済額が前年同月から2.4%上昇の11.0億パタカ(約199億円)。詳細ジャンル別の動向は、ファストフード店(+14.1%)の上昇幅が大きく、茶餐廳・粥麺店とウェスタンスタイルのレストランについてもそれぞれ6.5%上昇。ウェスタンスタイルのレストランは19.4%減。前月との比較では、業界全体で1.1%下落。
今年3月単月の小売業における電子決済額は前年同月から13.3%下落の38.4億パタカ(約693億円)。詳細ジャンル別の動向は、革製品と百貨がそれぞれ23.6%、22.4%減。前月との比較では、業界全体で9.8%減。
本統計はマカオの主要な電子決済事業者(マカオにおける電子決済総額の95%を占める)から提供された関連データを同局のデータとリンクさせ、統合したもので、2025年1月分から月次ベースでの公表が始まった。
