マカオで今年2例目のツツガムシ病感染確認…患者に外遊歴なし、毎週フローラ公園訪問

 マカオ政府衛生局(SSM)は5月29日夜、マカオで感染症のツツガムシ(恙虫)病感染確認例が1件報告されたと発表。

 患者はマカオで就労する海外労働者の女性(41)で、5月21日に左わきの下に痛みを伴う腫れ、高熱が出現し、同日夜にはめまいの症状が現れたことから、24日に私立のクリニックを受診。その後も症状が好転せず、28日に私立総合病院の鏡湖醫院を受診し、同院での身体検査で左わきの下に豆粒大のかさぶたを1つとリンパ節の腫れを確認。治療を経て症状が改善し、熱も下がり、医師が患者の症状、身体検査の結果、臨床治療状況を総合してツツガムシ病と臨床診断されるに至ったとのこと。

 また、患者はSSMの聞き取り調査に対し、毎週日曜日にマカオ半島の二龍喉公園(フローラ公園)を訪れ、いつも草むらの近くにある石垣で休憩していたが、自宅にネズミが出現する状況はなく、潜伏期間中の外遊歴もないと説明したという。

 マカオでツツガムシ病の感染者が確認されるのは今年2例目で、いずれも患者に潜伏期間中の外遊歴はなかった。一昨年のマカオにおけるツツガムシ病感染確認は10例あり、輸入性は2例だった。昨年は輸入性が1例のみ。本来、マカオで輸入性ではないツツガムシ病の感染例が見つかるのは極めて稀なケースとされる。

 SSMでは本件を受け、ツツガムシ病はツツガムシ病リケッチアを保有するツツガムシに吸着(刺される)ことによって感染するもので、高温多湿で雑草が生い茂る場所に生息するげっ歯類(ネズミ類)が最も一般的な宿主として知られると紹介した上、公園の草むらや郊外で野外活動を行う際に適切な予防対策を講じるとともに、感染した際には適時に治療を受けるよう呼びかけた。

マカオの大型総合病院として知られる鏡湖醫院(資料)=本紙撮影

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