マカオ政府労工事務局（DSAL）は5月30日、昨年（2024年）の労働災害（労災）統計分析報告を公表。

　昨年通期の労災による負傷者数は5095人。このうち死亡者は10人で、1人については職業安全健康法違反に絡む事案だったという。労災の発生原因の上位3つは「墜落・転落（25.4%）」、「はさまれ・刺傷・裂傷（19.3%）」、「物体との接触（16.1%）」だった。

　同局では、昨年累計で延べ3550回にわたる職業安全健康巡回を実施し、改善アドバイスを395件発出し、このうち不安全状況で10件を処罰対象としたほか、危険な現場環境を理由に4件の工事停止を命じたとのこと。また、職業安全法違反で2人、補償制度違反についても170人分に対して43人を処罰したとのこと。