マカオの2025年4月貨幣・金融統計公表…居民の預金残高が微減に

 マカオ政府金融管理局は6月6日、今年(2025年)4月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下記の通り。

【マネーサプライ】
 流通貨幣が前月から0.2%、通知預金が7.8%のそれぞれ下落となり、M1は5.7%減。また、準通貨負債は0.1%下落。M1及び準貨幣負債を含む広義貨幣供給量M2は0.6%減で、金額は8057億マカオパタカ(日本円換算:約14兆4445億円)に。前年同月との比較では、M1が5.4%、M2が8.0%のそれぞれ上昇。M2に占める通貨別の比率はマカオパタカが32.6%、香港ドルが46.0%、人民元が6.8%、米ドルが12.5%。

【預金】
 前月過去最高を更新していたマカオ居民(マカオ居留権保有者)による預金残高は0.6%減の7841億マカオパタカ(約14兆0572億円)、非居民による預金残高についても2.9%減の3497億マカオパタカ(約6兆2694億円)、公共部門の銀行システムへの預金残高は0.8%減の2096億マカオパタカ(約3兆7577億円)となり、これらを総合して計算した銀行システムの預金残高は1.2%下落の1兆3433億マカオパタカ(約24兆0825億円)で5ヶ月ぶりに下落。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ19.3%、47.2%、8.0%、23.6%。

【融資】
 地元民間部門への融資は前月から1.2%減の5053億マカオパタカ(約9兆0589億円)。対外民間部門への融資は4.5%上昇の5358億マカオパタカ(約9兆6057億円)。民間部門へ融資額は合計で1.7%増の1兆0411億マカオパタカ(約18兆6647億円)となり、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ21.4%、42.2%、12.1%、21.2%。

【預貸率/不良債権比率】
 銀行のマカオ居民に対する預貸率は今年4月末時点で前月末から0.2ポイント下落の50.9%。非マカオ居民含む総体預貸率は2.2ポイント上昇の77.5%。1ヶ月及び3ヶ月ベース計算による流動資産対負債比率はそれぞれ63.2%、56.6%水準。このほか、不良債権比率は前月から0.1ポイント下落の5.4%に。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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