マカオで夏のインフルエンザ流行拡大…衛生当局が感染予防対策強化呼びかけ

 マカオ政府衛生局(SSM)は7月3日夜、同局の観測データで最近マカオにおいてインフルエンザウイルスの流行が拡大傾向を示し、すでに週次のインフルエンザウイルス陽性率が警戒レベルにあたる13.1%を上回っており、夏のインフルエンザ流行のピークに突入したとの見方を示し、市民に対して感染予防対策を強化して臨むよう呼びかけを行った。

 同局によれば、5月下旬からインフルエンザ様疾患による受診者数が増加し、中でも児童の症例が顕著な増で、インフルエンザ様疾患で救急外来を受診する患者の割合は前月の成人が100人あたり3.3人から前週(2025年6月22〜28日)には4.1人に上昇(23.0%上昇)。児童についても19.4人から24.5人まで上昇(26.6%上昇)したとのこと。

 インフルエンザ様症状患者のインフルエンザウイルス陽性率も顕著な上昇がみられ、前月同時期の7.2%から前週には20.9%まで上昇で、警戒レベル(13.1%)を上回り、今年1月下旬の29.1%に迫る状況。マカオのインフルエンザ流行には1〜3月の冬のピークと5〜8月の夏のピークが存在するのが一般的で、今年は先の冬のピークにA型H1亜型が主だったが、最近はB型(54.8%)とA型H3亜型(38.1%)が主という。同局では、同局が2024〜2025年シーズン向けに提供するインフルエンザワクチンはA型2種(H1N1、H3N2)及び2種のB型の予防を含むもので、現在流行しているウイルス株に対する保護効果が期待でいることから、重症化・死亡リスクを軽減するため、昨年9月以降に未接種の市民は接種を検討してほしいとした。

 インフルエンザの集団感染事例は学校の夏休みが近づく中、減少傾向にあるとのこと。年初来の重症化事例(人工呼吸器の使用を要する)は10例あり、患者の年齢は35〜86歳、男性5人、女性5人で、このうち7人がワクチン未接種だったという。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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