マカオ治安警察局が職務質問強化…2日間で違法両替や売春従事の男女19人検挙

 マカオ治安警察局は8月5日、マカオ警察総局による指揮の下、マカオの良好な治安環境の保護・維持を目的とした犯罪抑止・撲滅作戦「落雷2025」を前日(4日)から正式スタートしたと発表。

 同作戦の一環として、8月4日から5日にかけて、同局のマカオ警務庁、海島警務庁、情報庁から警察官83人を動員し、マカオ半島の中区及び北区と統合型リゾート(IR)が集積するコタイ地区で不審者に対する職務質問を強化して臨んだとのこと。

マカオ治安警察局が8月4日から5日かけて実施した「落雷2025」一斉取り締まりの様子(写真:マカオ治安警察局)

 期間中、264人(男172人、女92人)に対する調査を行い、このうち19人(男12人、女7人)について違法・違反行為への関与が認められたため検挙。このうち、賭博目的違法両替罪に抵触した疑いの10人(男9人、女1人)と違法な販売行為に従事した疑いの男1人を検察院送致したほか、違法売春従事の女6人と女装した男2人、オーバーステイの男1人については関係部署へ身柄を引き渡し済みとした。このほか、調査に関連して発覚した違法宿泊施設とみられる場所を4ヶ所発見し、宿泊施設を管轄する旅遊局の調査を経て封鎖に至ったという。

 同局では、今後も継続してマカオの治安情勢の変化を注視し、状況に応じて臨機応変に対応策を調整し、各種違法行為の抑止及び取り締まりを実施することで、市民と旅客の生命と財産の安全保障、公共の安全と秩序の確保、マカオの良好な治安環境の保護に努める考えを示した。

マカオ治安警察局が8月4日から5日かけて実施した「落雷2025」一斉取り締まりの様子(写真:マカオ治安警察局)

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