マカオ、2025年6月末の総人口は0.2%減の68.59万人

 マカオ政府統計センサス局は8月5日、今年上半期(2025年1〜6月)の人口統計を公表。

 今年上半期末(6月末)時点の総人口は68.59万人で、前年同時期から1100人減(0.2%減)だった。マカオ居住の海外労働者数の減による。総人口に占める女性の割合は53.9%。

 今年上半期の死亡人数は21人減の1247人。死因は悪性腫瘍(がん)が38.1%を占めトップで、循環器系疾病が27.0%、呼吸器系疾病が10.7%で続いた。婚姻登録数は220件減の1442件。

 人口流動については、今年上半期の中国本土からの移民数(”単程証”を持つ新移民)が前年同時期から45人増の1616人、新規居留許可獲得者数が424人増の895人。

 四半期比較では、今年第2四半期の新生児数は前の四半期(今年第1四半期)から79人減の671人、死亡人数は29人減の609人、結婚登録数が8件増の725件。また、中国本土からの移民数は246人増の931人、新規居留許可獲得者数は183人減の356人。期末の海外労働者数は785人減の18万2583人だった。

 海外労働者数はアフターコロナで右肩上がりの回復が続いたが、ここにきて下落に転じた。

 マカオの面積はおよそ32平方キロメートルで、世界的にみて極めて人口密度の高い地域となっている。

マカオの町並み(資料)=2025年6月世界遺産セナド広場にて本紙撮影

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