マカオ税関、着衣の下に隠す手口の密輸出事案を10日間で7件摘発

 澳門海關(マカオ税関)は8月5日、マカオ警察総局による指揮の下、各保安部門が地域社会の良好な治安環境の維持と保護を目的とした大規模取り締まり作戦「落雷2025」を展開し、水際対策を強化して臨む中、8月6日から15日までの10日間、マカオの主要な陸路の玄関口にあたる關閘及び青茂のイミグレーション施設で着衣の下に隠す手口による密輸事案を7件摘発したと発表。

 発見に至った密輸品の内訳は、中古電子製品81個、中古スマートフォン51台、化粧品9個、中国白酒1本、中古電子チップ254.55グラムで、すべてマカオから中国本土への持ち出し(密輸出)を企図したケースだったとのこと。

 いずれも税関検査場の申告物なしレーン(グリーンレーン)を通過した際の通関者の挙動、着衣の膨らみ、緊張した様子などから不審な様子を察知した税関職員が呼び止めて詳細検査を行った結果、身体の腰回りなどにラップで巻き付ける、ポケットの中に隠すといった手段で密輸を図った品々を発見したという。

マカオ税関が摘発した着衣の下に隠す手口の中古スマートフォン密輸出事案=2025年8月6日、青茂イミグレーション(写真:澳門海關)

 上述の7件の密輸事案に関与したのは17〜73歳のマカオ居民及び中国本土居民の男女7人で、全員を対外貿易法違反で起訴済みとした。

 一昨年(2023年)初頭のウィズコロナ転換による水際措置の緩和に伴い、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、いわゆる運び屋が絡む密輸入、密輸出事案が摘発されるケースが増えており、物品を着衣の下に隠す手口や越境自家用車の悪用が目立っている。

 税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令の遵守及び報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう累次の呼びかけを行うとともに、さまざまなかたちで隠したり、偽装したりする手口への対応を含め、今後も継続して水際における各種取り締まりを強化して臨む考えを示した。

マカオ税関が摘発した着衣の下に隠す手口の中古スマートフォンと中古電子製品密輸出事案=2025年8月14日、關閘イミグレーション(写真:澳門海關)

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