マカオ、2日ぶり輸入性デング熱感染確認…年初来14例目、患者は渡航先の広東省中山市で蚊に刺される
- 2025/9/6 7:32
- 社会・政治
マカオ政府衛生局(SSM)は9月6日夜、同月5日にマカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例確認したと発表。マカオにおけるデング熱感染例出現は2日ぶり、今年(2025年)の年初来で14例目に。
患者はマカオ半島北部・黒沙環第二街にあるマンション「文豐樓」に居住するマカオ人の女性(71)で、前月(8月)21〜25日と28〜29日にかけて広東省中山市の五桂山を訪れ、当地で蚊に刺されたことがあると説明。患者はマカオへ戻った後、9月4日から発熱の症状が現れ、同日午前にマカオ半島北部にある私立のクリニック・台山工人醫務所を受診して帰宅。5日午前、マカオ半島のギアの丘にある公立総合病院・仁伯爵綜合醫院(通称・山頂醫院)を受診し、同院で受検した検査結果が同日夜に明らかとなり、デング熱1型に感染していることが確認されたという。
目下のところ患者の容体は安定しているが、入院治療を受けることが決まっているという。なお、患者と同住の家族に体調不良は出現していないとした。
同局では、患者の渡航歴、発症時間、検査結果を総合し、輸入性感染例と判断。患者の自宅及び主な活動場所(澳門商業大馬路)周辺で予防措置として蚊の駆除及び蚊の発生源の調査・除去作業を実施する予定。
デング熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症。一昨年のマカオにおけるデング熱感染確認は7例で、すべて輸入性だったが、昨年は輸入性感染が2月(1件)、5月(1件)、6月(2件)、7月(1件)、10月(18例)、11月(12例)、12月(4例)の計39例、当地感染が10月(1例)、11月(8例)の計9例に上った。なお、昨年分に関して、10月以降に感染確認された輸入性事案の大半にマカオと相互往来が緊密な広東省中山市、仏山市、江門市滞在歴があった。今年は今回のケースを含めて当地感染が1例、輸入性が14例。
マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。目下、マカオは雨季にあたり、蚊の発生しやすい状況で、またボーダーを跨ぐ人の移動も多いことから、同局が市民に対して域内及び外遊時にデング熱及び最近周辺地区で流行が見受けられるチクングニア熱への予防対策を講じるよう繰り返し呼びかけるとともに、市政署と合同で蚊の発生源の調査・駆除を強化して臨んでいる。
年初来のマカオにおけるチクングニア熱感染確認例は、当地感染が2例、輸入性が13例となっている。























