マカオでチクングニア熱感染確認例出現…年初来14例目の輸入性事案、患者に広東省江門市渡航歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は9月15日夜、同日マカオ域内で新たに1例の輸入性チクングニア熱感染例を確認したと発表。

 チクングニア熱はネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する感染症で、マカオでの感染確認例出現は7日ぶり、輸入性に限ると11日ぶり。年初来の感染確認例は今回のケースを含めて17例となり、内訳は当地感染が3例、輸入性感染が14例。

 同局によれば、患者はマカオ半島北部・モンテの丘の近くに位置する連勝巷のマンション「庇山耶大廈」に居住するマカオ居民の女性(64)で、9月3日から14日まで親族訪問のため中国本土の広東省江門市へ出かけ、現地滞在中の10日に四肢の関節痛と皮膚の発疹の症状が現れ、医療機関を受診したが症状は改善せず、14日にマカオへ戻ってすぐ公立総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)を受診。同院で受検した血液サンプル検査の結果が15日に判明し、チクングニア熱に感染していることが確認されたという。

 同局では、患者の外遊歴、症状の出現時期、検査結果から輸入性感染事案と判断。目下、患者の容体は安定しているが、入院治療の手配を進めているところとした。同局では、患者の自宅を中心とした半径100メートルの範囲をリスクエリアに設定し、予防的な蚊の駆除作業を行う予定。

 今年7月中旬以降、マカオに近い広東省仏山市の順徳区を中心に多数のチクングニア熱感染例が数多く出現していることを受け、同局が臨床症状、伝播方式、予防方法が似たデング熱と併せて予防と対策に関するよう呼びかけを続けているほか、市政署がマカオ域内における蚊の駆除及び発生源の除去といった対策を強化して臨んでいる。年初来(9月15日夜まで)のマカオにおけるデング熱感染確認例は、当地感染が1例、輸入性が15例。ほかにも、9月に入って以降、輸入性ジカ熱感染例が初めて確認されている。

マカオの公立総合病院として知られる仁伯爵綜合醫院(資料)=2025年2月本紙撮影

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