マカオで今年6例目の当地チクングニア熱感染確認…患者はマカオ半島の内港エリア居住

 マカオ政府衛生局(SSM)は10月7日未明、前日(6日)マカオ域内で新たに1例の当地チクングニア熱感染例を確認したと発表。

 チクングニア熱はネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する感染症で、マカオでの感染確認例出現は2日ぶりで、このケースも当地感染例だった。年初来の感染確認例は今回のケースを含めて28例となり、内訳は当地感染が6例、輸入性感染が22例。

 患者はマカオ半島・内港エリアの爛鬼樓巷にあるマンション「適宜大廈」」に居住するマカオ人の男性(53)で、10月3日に四肢の関節痛、6日に全身の発疹といった症状が現れ、同日午後に自宅近くにある公立クリニックの海傍衛生中心を受診。同クリニックで受検した血液検査の結果が陽性と判明し、チクングニア熱感染確認に至ったという。

 患者は同局の疫学調査に対し、10月2日から3日にかけて広東省珠海市を訪問したが、訪問先で蚊に刺されてことはなく、これ以外は潜伏期間中の外遊歴はないと説明。同局では、患者の外遊歴、症状の出現時期、検査結果から当地感染事案と判断。

 目下、患者の容体は安定しているが、公立総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)で入院治療中とした。同局では、患者の自宅及び主な活動場所周辺をリスクエリアと位置付け、個別訪問による症例捜索及び予防的な蚊の駆除作業を行う予定。

 今年7月中旬以降、マカオに近い広東省仏山市の順徳区を中心に多数のチクングニア熱感染例が数多く出現していることを受け、同局が臨床症状、伝播方式、予防方法が似たデング熱と併せて予防と対策に関するよう呼びかけを続けているほか、市政署がマカオ域内における蚊の駆除及び発生源の除去といった対策を強化して臨んでいる。近日のマカオにおける輸入性感染確認例では、広東省江門市渡航歴のある患者が目立つ。年初来のマカオにおけるデング熱感染確認例は、当地感染が1例、輸入性が16例。ほかにも、9月に入って以降、輸入性ジカ熱感染例が初めて確認されている。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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