越境自家用車とハンドキャリー方式を使った香港→マカオ→中国本土の中古電子製品密輸事案1件摘発

 マカオ警察総局(SPU)は組織的なクロスボーダー犯罪(越境犯罪)対策を主な目的として広東省及び香港の警察当局が連携して実施する合同作戦「落雷2025」の第2期を展開中。  

 澳門海關(マカオ税関)は10月16日、同作戦の一環として、越境自家用車を利用した違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)の状況を注視し、対策及び取り締まり強化して臨む中、同月15日にマカオ半島北区の駐車場を運び屋向けの密輸品供給拠点とし、越境自家用車を使った電子製品の密輸が行われた事案1件を摘発したと発表。

 税関によれば、通報により認知した情報をもとに、マカオ半島北区の駐車場で運び屋行為が疑われる不審な車両1台を発見し、張り込みを行っていたところ、車内の整理に訪れた男が現れたため、摘発を実施。車内の捜索した結果、後部座席及びトランクの中から373点の中古電子製品を発見したとのこと。

密輸事案摘発時の様子=2025年10月15日(写真:澳門海關)

 男はマカオ人(45)で、税関の調べに対し、運び屋グループの一員として雇われていたことを認めたという。税関では、男が越境自家用車を使って香港からマカオへ密輸入した後、密輸品を別のマカオ車両に移し、マカオから運び屋を組織してハンドキャリー方式で中国本土へ密輸出することにより、法執行機関による規制逃れを図ったとみて、対外貿易法違反で行政違法手続きと当該車両の越境通行許可の取り消し手続きに着手済みとし、男が輸入に必要な書類及び貨物の出どころを証明する書類をいずれも所持していなかったことも明らかにした。

 近年、マカオ登録の自家用車が比較的簡単な手続きで広東省や香港へ乗り入れ可能となる政策が導入されたことを受け、マカオと中国本土・香港との間の自家用車での往来が増える中、越境自家用車を悪用して運び屋行為に従事する人物の摘発も相次ぐ状況で、税関が取り締まりを強化するとともに、法令遵守を繰り返し呼びかけている。

密輸事案摘発時の様子=2025年10月15日(写真:澳門海關)

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