マカオ税関が運び屋による密輸事案を直近7日間で6件摘発…越境自家用車の悪用や着衣の下に隠す手口

 澳門海關(マカオ税関)は12月21日、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”行為に対し、IT技術を活用するなど水際における法執行を強化して臨む中、直近7日間(12月12日から18日まで)に中国本土との主要な陸路の玄関口にあたる關閘及び横琴イミグレーションの税関検査場において、運び屋による密輸事案を6件摘発したと発表。

 発見に至った密輸品の内訳は、未検疫野菜22キログラム、活カニ7.4キログラム、紙巻きたばこ400本、中古電子製品(中古スマートフォン)57点、モバイルバッテリー66個、建築資材60点、金物材料80キログラム、自動車用パーツ29点、自動車排気ガス処理液180キログラムで、中古電子製品に絡む2件が密輸出事案、その他は密輸入事案だったとのこと。

 密輸入事案は早期警戒アラートをきっかけに検査対象とした4台の越境自家用車の車内から、その他については税関検査場を徒歩で通過する際の形跡が疑わしく検査対象として呼び止めた人物の着衣の下や携行品の中からそれぞれ発見に至ったものという。

マカオ税関が關閘イミグレーション施設で摘発した中古スマートフォンの密輸出事案=2025年12月16日(写真:澳門海關)

 上述の6件の密輸事案に関与した6人は32〜56歳のマカオ居民4人(すべて越境自家用車絡み)、中国本土居民1人、外国籍1人で、未検疫野菜の密輸に関与した1人を衛生検疫・植物検疫規定違反で管轄の市政署へ引き継ぎ、残る5人を対外貿易法違反で起訴済みとした。税関では全員について対外貿易法違反で起訴済みとした。

 一昨年(2023年)初頭のウィズコロナ転換による水際措置の緩和に伴い、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、いわゆる運び屋が絡む密輸事案が摘発されるケースが増えており、物品を着衣の下に隠すなどの手口や越境自家用車の悪用が目立つ。

 税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令を遵守し、報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう重ねて呼びかけを行うとともに、今後も水際における各種取り締まり強化体制を維持して臨む考えを示した。

マカオ税関が横琴イミグレーション施設で摘発した未検疫野菜の密輸入事案=2025年12月12日(写真:澳門海關)

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