マカオで今年初の輸入性デング熱感染確認例出現…患者にベトナム・ダナンなど滞在歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は1月5日夜、同日マカオ域内で今年第1例目となる輸入性デング熱感染を確認したと発表。

 デング熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症で、マカオでの感染確認例出現は9日ぶり。

 今回の患者はマカオ居民の男性(28)で、(2025年)12月20日から27日にかけて家族とともにベトナム・ダナン、12月31日から1月4日にかけて台湾へ旅行に出かけていたとのこと。旅行中の1月1日に発熱の症状が現れ、当地の医療機関を受診。3日には四肢に発疹が現れ、4日にマカオへ戻った後、症状が持続していたことから、コタイ地区の離島救急ステーションを受診するとともに、血液検査を受験。その検査結果が5日午後に明らかとなり、デング熱Ⅰ型に感染していることが確認された。

 同局では、患者の渡航・居住歴、発症時間、検査結果を総合し、輸入性の感染例と判断。目下、患者の容体は安定しているが、仁伯爵綜合醫院(通称:山頂病院)で入院治療を受ける手配が済んでおり、速やかに患者のマカオにおける主な活動場所周辺へ職員を派遣し、蚊の発生源の調査・除去と予防措置として蚊の駆除及び作業を実施するとした。なお、旅行に同行及び同住の家族に体調不良の者も出ていないという。

 昨年年初来の感染確認例は36例で、内訳は当地感染が1例、輸入性感染が35例。マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。冬に入っても依然として気温が高く、蚊の発生しやすい状況が続いており、またボーダーを跨ぐ移動も頻繁となる中、同局は今回の発表に合わせ、市民に対して東南アジアなどデング熱流行地域に渡航するにあたり、予防対策を強化して臨むよう呼びかけた。

マカオ外港フェリーターミナルに掲出されている外遊先でのデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)=2024年8月本紙撮影

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