マカオ航空、マカオ〜関西線の欠航を9月20日まで延長…関西国際空港の本格再開見通し立たず

台風21号の影響により関西国際空港が閉鎖となったことを受け、マカオ国際空港と関西国際空港を結ぶマカオ航空のNX856便(マカオ>関西)とNX855便(関西>マカオ)の欠航が続いている。

これまでマカオ航空はマカオ〜関西線の欠航期間を9月12日までとしてきたが、9月11日に公式ウェブサイト上で9月20日まで延長すると発表した。欠航期間延長の理由として、関空の本格再開見通しが立たないことを挙げている。

同社では、台風接近に伴い9月4日から同路線線を欠航しており、欠航期間は17日間にも及ぶことになる。

マカオ航空はマカオのフラッグシップキャリア的存在で、中国4大航空会社の一角にあたるエアチャイナ(中国国際航空)が7割弱、マカオ特別行政区政府が2割強の株を保有する。2017年末時点の路線数は26。マカオと日本(成田=1日1往復、関西=1日1往復、福岡=週3往復)を結ぶ直行便を自社運航する唯一の航空会社としても知られる。

同社は日本に滞留するマカオ市民の帰国需要に対応するため、9月8日、9日にマカオ国際空港と福岡空港を結ぶ臨時便を1日1往復ずつ(2日間合計2往復)運航した。現在、成田線、福岡線は通常通りの運航。

なお、マカオには今週末から週明けにかけて、超大型の台風22号の接近する見込みで、航空ダイヤに乱れが生じる可能性もある。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

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