春節商戦盛り上がるマカオ、グランドリスボアの目玉商品はミシュラン3つ星店プロデュースのギフトセット

東洋と西洋の文化が融合するエキゾチックな街、マカオ。1月も中旬を迎え、街を彩るデコレーションがクリスマスから春節(旧正月)へと変わりつつある。今年(2019年)の春節は2月5日となっている。

マカオ及び香港では春節は三が日がパブリックホリデーとなるが、例年およそ1週間の大型連休となる中国本土からは大勢の観光客がマカオを訪れている。春節シーズンには、マカオ市民及びインバウンド旅客を対象とした様々なイベントが開催され、街全体が華やかなムードに包まれる。

マカオでは春節商戦も盛んだ。ギフトやレストランの新年会プランの案内が店頭を賑わせている。中でも、リゾートホテルの間では豪華かつ趣向を凝らした商品開発合戦が繰り広げられている。

マカオ半島の中心部に位置する大型リゾートホテル「グランドリスボアマカオ」は1月14日、春節ギフト、新年会プラン、イベントの内容を発表した。

ギフトセットの目玉は、同ホテル内にあるミシュランガイド香港マカオ最新版で3つ星を獲得した中国料理店「エイト」の謝錦松総料理率いるチームがプロデュースしたという豪華な春節ギフトセット「デラックスハンパー」(写真参照)。香港の著名海鮮珍味店として知られる安記とコラボしたアワビ、フィッシュマウ(魚の浮き袋)、なまこのパック、特製XO醤などが豪華な専用ボックスに入る。値段は3600マカオパタカ(日本円換算:約4万8500円)。

エイト特製の年糕と呼ばれる春節シーズン用の中国スイーツも数量限定で3種類用意され、各380マカオパタカ(約5100円)。ギフトセット及び年糕は現金またはクレジットカード決済で購入すると2割引になるという。

新年会プランは、春節をテーマにしたメニュー12品のコースを用意し、値段は1テーブル(12人)あたり8988マカオパタカ(約12万1000円)で、6人以上から予約を受け付けるとのこと。新年会メニューの価格には別途サービス料10%が付加される。

このほか、ホテルメインエントランスでは春節三が日(2月5〜7日)に「財神」がグリーティングに登場。中国伝統の飴細工師によるパフォーマンスも行われるとし、小さな子供も含めて新年ムードを楽しめるイベントになるとした。イベントはいずれも参加、見学無料。

グランドリスボアマカオのエイトレストランがプロデュースした豪華春節ギフトセット「デラックスハンパー」(写真:Grand Lisboa Macau)

グランドリスボアマカオのエイトレストランがプロデュースした豪華春節ギフトセット「デラックスハンパー」(写真:Grand Lisboa Macau)

関連記事

最近の記事

  1.  澳門海關(マカオ税関)は10月6日、同月5日にマカオ国際空港の到着口にある税関検査場で未検疫の大…
  2.  マカオ治安警察局は10月6日、自動車の運転者と歩行者の安全を確保するため、マカオ域内の各所でキッ…
  3.  マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するウィンマカオ社は10月4日、マカオ半島新口岸地区に…
  4.  9月初旬から5夜にわたってマカオ半島南部のマカオタワー沖海上で開催された第32回マカオ国際花火コ…
  5.  マカオ司法警察局は10月4日、同月2日にコタイ地区の統合型リゾート(IR)施設内でゲーミング(カ…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年10月号
(vol.136)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun