崔行政長官、広東省指導部と会談―連携強化確認

マカオ政府新聞局は5日、第12回全国人民代表大会(全人代)出席のため北京訪問中の崔世安マカオ特別行政区行政長官と胡春華廣東省委書記、朱小丹広東省省長が全人代一次会議開幕式後の同日午後に行った会談の内容を発表。

会談では双方から広東省とマカオの連携強化を促進について意見交換がなされたという。会談に先立ち、崔行政長官は広東省指導部に対してマカオ大学横琴新キャンパスに対する協力に対し感謝を示し、すでに今月末に工事が完成するとの知らせを受けており、9月に新校舎への移転及び、学生の通学が可能となることを希望すると述べたという。また、広東省とマカオの連携により中央から両地協力における有利な政策を引き出せたことについても広東省へ謝意を表した。

崔行政長官は、「珠江デルタ地区改革発展計画アウトライン(珠江三角洲地區改革發展規劃綱要)」に基づき、珠海横琴、広州南沙の両新区における協力なを通じ、今後も継続して広東省とマカオの連携によるさらなる優遇政策を獲得したいと述べたという。また、横琴だけではなく大きな発展の可能性を持つ南沙における協力計画もすでにスタートしており、広東省とマカオの両地区の発展にとってまたとないチャンスとの認識を示した。この他、「広東省・マカオ協力枠組み協定(粵澳合作框架協議)」の内容のさらなる実現に向け、両地間の通関時間延長などに関する政策を広東省と共同で中央から引き出したいとの意欲を示したという。

広東省指導部との会談に臨む崔世安マカオ特別行政区行政長官 (c) GCE 行政長官辦公室

広東省指導部との会談に臨む崔世安マカオ特別行政区行政長官 (c) GCE 行政長官辦公室

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