中国の大学、2020年度入試のマカオ学生向け特別枠95大学1185人分に…原則全学部が対象

 中国本土の一部の大学にはマカオのセカンダリースクール(日本の高等学校に相当)から進学を希望する生徒のための「マカオ保送生」と呼ばれる特別枠が存在し、清華大学や復旦大学といった超名門校、医学や芸術といった専門分野のトップ校も含まれることから、近年人気が上昇しているという。

 マカオ政府高等教育局は10月16日、中国教育部の多大なサポートの下、来年度(2020年度)のマカオ保送生の受け入れ大学数が前年から7校増の95大学(華僑向けの暨南大学と華僑大学は含まず)、人数枠は75枠増の1185人分に決まったことを明らかにした。原則的に全ての学部が対象になるとのこと。人数枠は来年度の卒業見込み者数のおよそ4割にあたり、チャンスは大きいといえる。

 新たに受け入れ枠を設けた7大学には、中国民用航空局直属で、民間航空分野における高度なエンジニアリング技術や管理職人材を養成する中国民航大学や石油、石油化学分野におけるハイレベルの人材育成基地で「石油技術タレントのゆりかご」とも称される中国石油大学(華東)といった特色ある大学が含まれる。その他の5大学は天津工業大学、東北師範大学、中南財経政法大学、電子科技大学、西安工程大学。

 マカオ保送生入試に出願できるのはマカオのマイナンバー(永久居留権)及び中国本土との往来のための回郷証と呼ばれる身分証の両方を持ち、高校3年2学期までの学業成績が優秀かつ素行優良な生徒に限られ、マカオで実施される統一試験の結果によって選抜される。願書に記入できる希望進学先は1大学のみで、学部は最大4つまで選択可。なお、第1希望が不合格となった場合、合格発表後に空き枠のある大学・学部を対象にした再チャレンジ試験も用意されている。

 今年1月12日に実施された今年度の保送生入試に合格した生徒の数は1044人で、前年に続いて過去最多を記録した。

 高等教育局では、10月18日から20日にかけて、マカオで中国本土とマカオ高等教育展の開催を予定している。中国本土の20の省と市から93の大学が出展し、中国本土への進学を検討する学生と保護者などへの情報提供が行われるとした。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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