香港、4/3の新型コロナ市中感染確認は1人のみ…イースターホリデーで混雑も、衛生当局が注意喚起

 人口約750万人の香港では、昨年(2020年)11月下旬から新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」が続いている。

 香港政府の発表によれば、4月3日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数は前日から17人減の2人とのこと。内訳は市中感染が1人、輸入性(海外からの入境者)が1人。市中感染者1人の感染経路は判明しているという。感染経路不明がゼロとなるのは3月30日以来のこと。

 香港における過去14日間累計の新規感染確認は136人で、その約33.1%を占める市中感染45人のうち感染経路不明は12人。ここまでの累計感染確認数は1万1502人、退院者数は1万1133人、死者数は205人。 

 香港では第4波下、流行状況が落ち着いた状況でホリデーシーズンを迎えた後にリバウンドが繰り返し発生している。目下、イースターホリデーの真っ只中で、連休明けに再びリバウンドするか、終息に向かうかに注目が集まっている。

 香港政府食物・衛生局の陳肇始(ソフィア・チャン)局長は4月3日、イースターホリデー初日とある2日に香港各所で多くの人出があり、混雑状況も見受けられたとし、スーパースプレッダーが存在した場合に再びリバウンドが起こる可能性が高いとし、ソーシャルディスタンスの保持、集団で食事をしないようあらためて呼びかけた。

香港特別行政区のイメージ(資料)—本紙撮影

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