不動産市場抑制策響く—13年第3季民間建築及び不動産交易統計

マカオ政府統計調査局は11月18日、今年(2013年)第3四半期の民間建築及び不動産交易統計を発表。期内に印紙税の納付が完了した建物及び駐車場売買件数はそれぞれ前期から51%、59%の大幅減の3,193件、総取引価格で138.4億パタカ(日本円換算:約1,742億円)相当。住宅ユニットの売買は1,908件あった。未完成物件の取引はそのうち90件、9.0億パタカ分で95%の急落。取引が大幅減となった要因は新たに導入された不動産取引抑制策によるものとしている。

取引価格では価格が高めの未完成物件の取引が大幅減少したことから、住宅ユニット全体の実用面積当たり平均平米単価は直前期から25%下落の66,936パタカ(約84万円)に。現物住宅ユニットの全体平均は1平米(実用面積)あたり64,561パタカ(約81万円)で、直前期から2%の上昇。マカオ半島で3%、タイパ島で2%の上昇、取引量の少なかったコロアン島では12%の下落となった。現物住宅ユニットの取引が多かったエリアはタイパ島中心部の284件、マカオ半島黒沙環新埋立地の203件、同黒沙環及び祐漢の182件で、平均平米単価はそれぞれ70,960パタカ、82,387パタカ、58,119パタカだった。

未完成物件の平均平米価格は97,902パタカ(約123万円)で、同10%の下落。マカオ半島で1%、タイパで27%、コロアン島で10%の下落だった。。未完成住宅取引が集中した地区はマカオ半島の黒沙湾新埋立地の33件、コロアンの17件、タイパの北安・大潭山の17件で、平均平米価格はそれぞれ119,748パタカ、94,489パタカ、89,553パタカ。

築年数別の分析では、20年以上の住宅ユニットが878件(黒沙湾及び祐漢、新橋でそれぞれ106件、101件)が同7%上昇の51,992パタカ、築11〜20年の住宅688件の(タイパ中心部と黒沙湾新埋立地でそれぞれ184件と80件)の平米価格が直前期比2%上昇の63,352パタカ、5年以下144件(黒沙湾新埋立地、タイパ中心部のそれぞれ35件、27件)が同7%上昇の100,401パタカ。

実用面積別の分析では、50〜99.9平米の住宅ユニット891件の平均平米価格が26%下落の64,361パタカ、50平米以下の小型住宅686件が13%下落の59,187パタカ。

オフィス物件の平均価格は直前期から23%上昇の79,592パタカ。工業物件は同1%上昇の34,637パタカ。

今年第3四半期に締結された不動産売買契約は3,186件、住宅ローン締結件数は4,288件で、それぞれ18%、7%下落。

民間建築については、第3四半期に新たに着工したビルの総建築面積は439ユニット分にあたる1,606,786平米(住宅413戸、自動車駐車場4,794台、バイク駐輪場1,502台)。同期内に完成した物件の建設面積は5,882平米(住宅82戸)。

今年1~9月の建物ユニット及び駐車場の不動産取引件数は15,130件、総価格735.2億パタカ分。それぞれ前年同期比17%、6%の下落。住宅ユニットの取引件数は同23%減の9,552件だったが、価格ベースでは4%上昇の536.7億パタカとなった。

不動産マーケット(写真はイメージ)―本紙撮影

不動産マーケット(写真はイメージ)―本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は6月13日、マカオで4人の被害が確認された特殊詐欺(電話詐欺)事案に絡み、香港…
  2.  マカオ治安警察局は6月13日、公共エリアにおける賭博行為でローカルの男女5人(57〜70歳)を検…
  3.  マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は6月13日、同局が管轄するギア灯台(東望洋燈塔)について、…
  4.  英「タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)」は6月12日、2024年度のTHE世界大学影…
  5.  マカオ司法警察局は6月12日、同日カジノ施設などが集積する繁華街のひとつ、マカオ半島新口岸地区に…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  シンガポール発の国際ラグジュアリーホテルブランド「カペラ」がマカオ初進出することがわかった。カペ…
  3.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年6月号
(vol.132)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun