離島医療コンプレックス、2017年オープンへ

マカオ政府衛生局は27日、コタイ地区で建設が進められている離島医療コンプレックス(離島醫療綜合體)の完成デザインイメージとオープン予定を発表。2017年に第1期、2019年に第2期という2段階でのオープンになるという。

マカオでは社会及び経済の急速な発展に伴い、市民と旅行客から医療サービスに対する需要も増加の一途。マカオ政府は近年衛生分野への投資を増大させる一方、いわゆる「医療充実10カ年計画」を制定。今回の離島医療コンプレックス建設は、その重要プロジェクトの1つとして位置づけられている。すでに予定地の填土工程は竣工済みで、3か月に及ぶ土壌調査を展開中。正式施工は2014年下半期を予定しており、2017年に第1期、2019年に第2期のオープンを目指す。

離島医療コンプレックスの予定地はコタイ地区の南、石排灣水庫横。敷地面積は77,500平米、建設面積は320,000平米。第1期では総合病院と救急センターの入る総合病院ビル、総合サービスアドミニストレーションタワー、看護学院ビル、第2期ではリハビリ病院、公共衛生化験所、献血センター、薬物検査所などの衛生局関連施設の建設が予定されている。

総合病院ビルは離島医療コンプレックスの中核をなす施設で、病床数は400以上となる。多項目の臨床専科サービス、核医学、放射治療センター、移植センターを備える。救急センターの急症病床数は100、一部を短時間内に伝染病隔離、治療エリアに昇級させることができるという。救急センター最上階には万が一の大事故や災害に対応できる緊急指令センターを設ける。

離島医療コンプレックス完成イメージ (c) SSM 衛生局

離島医療コンプレックス完成イメージ (c) SSM 衛生局

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