観光船「マカオクルーズ」が外港と媽閣結ぶ新路線開設

 海の上からマカオを望む新たな観光アトラクションとして2018年12月に登場した観光船「マカオクルーズ(澳門海上遊)」。シュンタック・チャイナトラベル・シップマネジメント社が運営し、現在はマカオ半島南部の媽閣碼頭(アーマーピア)と路環碼頭(コロアンピア)の間を結ぶ路線が設定されている。

 マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は5月28日、同月30日からシュンタック・チャイナトラベル・シップマネジメント社がマカオ半島の北東に位置する外港フェリーターミナルと媽閣碼頭の間を結ぶマカオクルーズの新路線を開設し、運航を開始すると発表。外港フェリーターミナルは香港や広東省各地との間を結ぶ高速船が発着する主要な海の玄関口として知られ、マカオ域内をめぐる観光船がへ乗り入れるのは今回が初めてとなる。

 同局によれば、マカオクルーズの外港と媽閣結ぶ新路線について、開設初期は1日1往復(外港発午前10時30分/媽閣発午後5時)で、片道の所要時間は約25分とのこと。

 同局では、船会社や統合型リゾート(IR)運営会社に観光船の充実による市民及び旅客への観光アトラクションの選択肢拡大を求めると同時に、これに対応する港湾設備のハード・ソフト面での改善を進めており、外港においては2024年第4四半期に工事を終えていたとした。

マカオ外港フェリーターミナルに停泊する観光船「マカオクルーズ」(写真:DSAMA)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は11月21日、昨年(2024年)マカオの文化産業調査結果を公表。 …
  2.  マカオ政府統計・センサス局は11月21日、今年第3四半期(2025年7〜9月)の民間建築及び不動…
  3.  マカオ政府統計・センサス局が11月21日に公表した資料によれば、今年(2025年)10月の総合消…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者の禁止場所や赤信号での道路横断行為が…
  5.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、SJMリゾーツ社系の衛星カジノ施設のひと…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  3.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  4.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…

イベントカレンダー

11月 2025
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
« 10月   12月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年12月号
(vol.150)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun