マカオ、リージェンシーアートホテルのレストランにハラール料理の新メニュー…認証獲得1周年記念

 マカオ・タイパ島にあるリージェンシーアートホテル(麗景灣藝術酒店/Regency Art Hotel)は6月9日、同ホテルに併設する中東・インド料理店「森Zam Zam」が香港イスラム教信託基金総会によるハラール認証1周年を記念し、ハラール料理の新メニューを用意したと発表。

 同店を率いるのは、伝統的なアラブ料理や中東・東南アジア料理界で20年以上の経験と専門知識を有するシェフのバブラム氏。今回、同展のシェフチームが新たに用意した新メニューは、円錐形の蓋で蒸気を閉じ込め、スパイスとスープをじっくりと煮込む紀元前からの伝統的鍋料理「モロッコ風タジン鍋」(ラム、ビーフ、チキンから選択)、絶妙なスパイスを効かせた高級ラム挽肉を炭火で焼き上げスモーキーな風味と味わいを楽しめる「グリルラムコフタ」、若鶏にシーズニングしたラムライスを詰めて焼き、香ばしさが食欲をそそる「チキンクーズィー・ウィズ・ラムライス」、レバノンを代表する料理としてユネスコ無形文化財にも登録されている手作りのパン生地にザアタルやチーズ、ラム挽肉などをトッピングして石窯でこんがり焼いて仕上げる「マナキッシュ」という。

「森Zam Zam」レストランが用意した新メニューのひとつ「ホウレンソウとチーズのマナキッシュ」(写真:Regency Art Hotel)

 リージェンシーアートホテルによれば、同店はマカオのホテル併設レストランとして唯一のハラール認証レストランとなり、国際旅客ソースの拡大を目指してマカオ政府旅遊局が取り組むムスリムフレンドリーなトラベルデスティネーションとしてのマカオの推進に対するコミットの一環とのこと。

 同店の座席数は約120席、営業時間は火〜木曜が午後6時〜午後10時半、金〜日曜が午前11時半〜午後2時半/午後6時〜午後10時半で、毎週月曜休。

 マカオでは、アフターコロナで直行便の新規就航などをきっかけに、インドネシアやマレーシアからのインバウンド旅客が増加傾向にある。

「森Zam Zam」レストラン内観イメージ(写真:Regency Art Hotel)

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