マカオ、国慶節GW7日目のインバウンド旅客数は82.5%増の13.7万人…7日間累計100万人超に

 中国本土で大型連休となる国慶節ゴールデンウィーク(「十・一」黄金周)はインバウンド旅客のうち7割を中国本土旅客が占めるマカオにとって年に複数ある書き入れ時のひとつに数えられる。

 今年(2025年)の国慶節GWは10月1日〜8日の8日間で、前年より1日長い。マカオでは、アフターコロナとなって以降、インバウンド旅客数の回復ペースを維持しており、マカオ当局は今回のGW期間中の単日平均インバウンド旅客数について、前年の約14.2万人(延べ、以下同)を上回る15万人超などとする事前予測を示していた。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が10月8日に発表したインバウンド旅客数資料(速報値)によれば、国慶節GW7日目(10月7日)のインバウンド旅客数は13万6780人で、前年同日との比較では82.5%増。7日目までの累計インバウンド旅客数は105万5408人、単日平均は前年同時期から7.4%増の15万0772人となった。

 7日目の単日インバウンド旅客数が急増した要因として、連休の長さの差異(昨年7日間、今年8日間)があるとみられる。GWもあと1日を残すのみとなったが、単日平均インバウンド旅客数が事前予測値を上回るか微妙なラインだ。本来多くのインバウンド旅客数を見込める連休5日目に台風の影響で大きく落ち込んだことが響いている。

国慶節GW期間中に歩行者天国が実施されたマカオ半島旧市街エリア・關前街付近の様子(写真:マカオ政府経済・科技発展局)

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