マカオ警察、タイパ島で2つの違法宿泊施設を相次ぎ摘発…中国人16人発見

 マカオ治安警察局は10月15日、タイパ島に所在するマンションの2つの部屋について、違法宿泊提供の疑いで摘発を実施したことを明らかにした。

 同局によれば、2部屋とも通報をきっかけに調査対象としたもので、同月6日と7日にかけて立入検査を行い、室内にいた中国人(中国本土居民)の男女16人を発見したとのこと。

 同局の調べに対し、上述の16人全員が見知らぬ人物からの紹介で滞在することになったと説明。滞在費については1ベットにつき月額2000〜7000香港ドル(日本円換算:約3.8万〜13.2万円)、日額200〜300香港ドル(約3800〜5700円)と幅があったという。

マカオ治安警察局による無認可宿泊施設に対する摘発の様子(写真:マカオ治安警察局)

 その後、宿泊施設の許認可を管轄する旅遊局による調査を経て、2部屋とも無認可の違法宿泊施設だったことが確定したため、即時封鎖措置が講じられたとした。

 マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、コロナ禍で沈静化していた無認可宿泊施設や違法両替商などが再出現している状況で、これらが犯罪の温床になる存在として旅遊及び警察当局が取り締まりを強化して臨んでいる。

 参考までに、昨年通期の旅遊局と治安警察局による合同調査で封鎖に至った無認可宿泊施設の数は186件だった。

マカオ治安警察局による無認可宿泊施設に対する摘発の様子(写真:マカオ治安警察局)

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