マカオで3日ぶり輸入性チクングニア熱感染確認例出現…患者に広西チワン族自治区渡航歴、今年累計34例に

 マカオ政府衛生局(SSM)は10月27日夜、同日マカオ域内で新たに1例の輸入性チクングニア熱感染例を確認したと発表。

 チクングニア熱はネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する感染症で、マカオでの感染確認例出現は3日ぶり。年初来の感染確認例は今回のケースを含めて42例となり、内訳は当地感染が8例、輸入性感染が34例。

 輸入性第34例の患者はマカオ半島の沙梨頭エリアにあるマンション「寶麗花園」に居住するマカオ人の女性(60)で、10月19日から22日にかけて中国本土の広西チワン族自治区を訪問。マカオへ戻った後の26日に関節痛の症状が現れたが、この時点では医療機関を受診せず、27日に発熱し、また関節痛の症状が悪化したことから、同日自宅近くにある私立総合病院の鏡湖醫院を受診し、同院で受検した血液検査の結果が27日に明らかとなり、チクングニア熱感染確認に至った。

 同局では、患者の外遊歴、症状の出現時期、検査結果から輸入性感染事案と判断。目下、患者の容体は安定しており、公立総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)で入院治療を行う手配を済ませたほか、速やかに患者の主な活動場所周辺で蚊の発生源調査及び予防的な蚊の駆除作業を実施する予定とした。

 今年7月中旬以降、マカオに近い広東省仏山市の順徳区を中心に多数のチクングニア熱感染例が数多く出現していることを受け、同局が臨床症状、伝播方式、予防方法が似たデング熱と併せて予防と対策に関するよう呼びかけを続けているほか、市政署がマカオ域内における蚊の駆除及び発生源の除去といった対策を強化して臨んでいる。近日、マカオにおけるチクングニア熱及びデング熱の輸入性感染確認例が増加しており、広東省に渡航歴のある患者が目立つ。年初来(10月27日夜まで)のマカオにおけるデング熱感染確認例は、当地感染が1例、輸入性が24例となっている。

マカオの大型総合病院として知られる鏡湖醫院(資料)=本紙撮影

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