マカオ、2025年1〜9月の平均ホテル客室稼働率は89.3%…前年同期から3.9pt上昇
- 2025/11/1 15:50
- ツーリズム
マカオは人口約69万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリをはじめとした大規模イベントが数多く開催されるアジア有数の国際観光都市として知られる。
マカオの今年(2025年)1〜9月のインバウンド旅客数は前年同時期から14.5%増の2967万1070人(延べ、以下同)で、宿泊を伴う旅客に限ると2.5%増の1239万2541人だった。今年9月単月では、インバウンド旅客数が前年同月から9.8%増の277万5130人、宿泊を伴う旅客は0.5%減の121万3562人。
マカオ政府統計・センサス局は10月31日、今年1〜9月累計及び9月単月のホテル宿泊客関連統計を公表。今年1〜9月累計の平均ホテル客室稼働率は89.3%で、前年同時期から3.9ポイント(pt)上昇。
ホテル等級別では、5つ星が5.1pt上昇の92.6%、4つ星が2.5pt上昇の83.7%、3つ星が2.3pt上昇の85.3%、2つ星ホテルが0.3pt上昇の89.2%、エコノミー宿泊施設が6.4pt上昇の83.4%。なお、9月末時点の5つ星ホテルの供給客室数が前年同時期から2.9%増、4つ星ホテルが0.2%減、3つ星ホテルが4.2%増、2つ星ホテルが0.1%減、エコノミー宿泊施設が4.1%増だった点も考慮する必要がある。
今年9月末現在、マカオで営業中のホテル数は前年同月から3軒増の147軒、供給客室数は2.4%増の4.52万室あり、このうち5つ星ホテルが1軒増の39軒で、供給客室数は全体の58.0%を占める2.62万室。
今年1〜9月累計のホテル宿泊客数は前年同時期から0.1%増の1097.7万人。宿泊客のうち中国本土からの旅客は1.3%増の810.8万人、中国本土・香港・台湾を除く国際旅客は9.5%増の85.4万人となり、このうち韓国からが24.9万人、日本からが7.3万人、マレーシアからが6.1万人、インドからが5.8万人で、それぞれ8.6%、20.6%、7.6%、5.8%増。ホテル宿泊客の平均滞在時間は横ばいの1.7日。
今年9月単月の平均ホテル客室稼働率は前年同月から0.1pt下落の84.6%、宿泊客数は横ばいの111.5万人。ホテル宿泊客の平均滞在時間は0.1日延びて1.7日に。























