広東、香港、マカオ警察による合同取り締まり作戦「落雷2025」が終了…8〜10月にかけて二段階実施
- 2025/11/7 20:20
- 社会・政治
マカオ警察総局(SPU)は11月7日、広東省及び香港の警察当局と合同で今年(2025年)8月4日から9月6日までと10月11日から25日まで二度にわたって実施した合同取り締まり作戦「落雷2025」の総括を発表。
同作戦は組織的なクロスボーダー犯罪(越境犯罪)の抑止を目的として毎年恒例実施されているもので、三地の警察当局間の情報交流強化と的確なパトロール体制により、効果的かつ顕著な成果を挙げ、地域の安全と安定の維持に寄与したとの見方を示した。
マカオにおいては、警察総局による統括のもと、マカオ税関、治安警察局、司法警察局から延べ1万2826人を動員し、市中、沿岸、マカオ管轄水域における定常巡回を全面的に強化するとともに、出入境関連及び貨物港湾施設に対する抜き打ち検査の頻度と対象を拡大。また、娯楽施設、ナイトスポット、カジノ施設とその周辺を重点区域とし、ターゲットを絞った取り締まりとパトロールを延べ906回実施し、パトロール場所は延べ2210ヶ所、マカオ税関も巡視艇を延べ49回出動させたとのこと。

作戦期間中の調査対象者数は延べ6万8436人、詳しい調査のため身柄を拘束して警察署へ移送した者の数は延べ2055人、このうち司法機関送致に至った数は延べ800人、刑事事件数にして624件に上った。このほか、マカオ税関によって密輸に従事したとして対外貿易法違反及び検疫関連法違反で行政起訴された者が473人いたという。
重点取り締まり対象に絡む検挙事案の内訳と司法機関送致に至った者の数については、詐欺136件(163人)、賭博用途の違法両替(換銭党)82件(140人)、窃盗73件(80人/うち34件、36人が加重窃盗)、賭博用途の違法貸付(いわゆるカジノ高利貸)33件(45人)、マネーロンダリング25件(28人)、不法オンライン賭博経営14件(21人)、薬物犯罪14件(20人)、違法販売9件(11人)、組織犯罪13件(40人)、禁止武器の製造・所持・使用10件(10人)、管理売春7件(17人)、強盗7件(13人)など。
このほか、刑事犯罪抵触、違法入境、違法滞在、違法両替、売春、違法就労、旅客の身分に不相応な活動従事などの行政違法行為で検挙した非居民の数は901人で、退去処分を講じたとのこと。
マカオ警察総局では、今回の作戦の総括として、三地の警察当局の共同努力の下、さまざまな治安リスクと脅威を未然に防ぎ、クロスボーダー犯罪に有効な打撃を与え、また第8回マカオ立法会選挙、第15回全国運動会、全国第12回障がい者スポーツ大会・第9回スペシャルオリンピックスといった大型イベントの円滑な遂行につながったことを挙げ、想定した効果を達成した評価。今後も引き続きマカオにおける犯罪動向を注視すると同時に、マカオ、広東省、香港の近隣三地の警察当局間の連携を通じ、また適宜適切なアクションプランを策定することで、マカオにおける各種重要行事の成功に万全を期していきたいとした。























