マカオ、警察官がパトロール中に賭博目的違法両替の取引現場発見…中国人の男送検

 マカオ治安警察局は1月7日、同月6日に同局警察官がマカオ半島新口岸地区の海港街周辺でパトロール中、賭博目的違法両替に従事するとみられる中国人(中国本土居民)の男(50代)を発見、逮捕したと発表。

 同局によれば、6日午後、パトロール中の警察官が海港街にあるカジノ施設の周囲で現金のやり取りを行う男2人を発見し、賭博目的違法両替の疑いがあるとみて両人に対する職務質問を実施。2人は「換銭党」と呼ばれる賭博目的違法両替従事者とその客で、客は警察官に対し、相手が通行人に両替を持ちかける声がけをしており、これに応じて6000香港ドル(日本円換算:約12万円)を5400人民元(約11.8万円)に両替することで話がまとまり、まさに取引をしているところで職務質問を受けたと説明。換銭党の男は賭博目的違法両替との指摘を否認したが、警察官がこの男の所持品を確認したところ、商売用とみられる1万9400香港ドル(約39万円)の現金が見つかったとのこと。

警察が公開した証拠品(写真:マカオ治安警察局)

 同局では、捜査で得られた情報を総合判断し、換銭党の男を賭博目的違法両替経営罪で検察院送致するとした。

 マカオではカジノ賭博目的の資金をめぐる違法な両替や高利貸し、それに絡む強盗、監禁などの事件がしばしば発生しており、賭博目的の違法両替及び違法貸付に対する刑罰を強化した新法「打擊不法賭博犯罪法(違法賭博犯罪対策法)」が2024年10月29日に施行されるに至り、警察当局が取り締まりを強化して臨んでいる。

マカオ半島・新口岸地区にある警察署へ身柄を移送される男(写真:マカオ治安警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府衛生局(SSM)は1月13日夜、同日マカオ域内で今年初めてとなる輸入性ジカ熱(ジカウイ…
  2.  中国本土の一部の大学にはマカオの高中(日本の高校に相当)から進学を希望する生徒のための「マカオ保…
  3.  資金洗浄(マネーロンダリング)やテロ資金供与の抑止及び取り締まりを担うマカオ警察総局金融情報弁公…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は1月11日、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”行為に対し、IT技術の…
  5.  マカオで複数の統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナ社は1月12日、ボーナス支給及び賃上…

ピックアップ記事

  1.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  2.  マカオ特別行政区政府は11月20日、マカオ立法会に「2026年度財政年度予算案」法案を提出した。…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ治安警察局は1月4日、昨年(2025年)通期の各種出入境関連統計の速報値を発表。  …
  5.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2026年1月号
(vol.151)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun