マカオで今年3例目の輸入性デング熱感染確認例出現…患者にフィリピン渡航歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は1月20日、同日にマカオ域内で今年3例目となる輸入性デング熱感染を確認したと発表。

 デング熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症で、マカオでの感染確認例出現は8日ぶり。

 輸入性第3例目の患者はマカオで就労する外国人の男性(40)で、2025年12月26日から2026年1月11日にかけてフィリピンへ帰省していたとのこと。マカオへ戻った後の1月16日に発熱と筋肉痛の症状は出現したが、この際は医療機関を受診しておらず、19日に症状が持続していたことから公立総合病院の仁伯爵綜合醫院の救急外来を受診し、同院で血液検査を受検。その検査結果が20日午後に明らかとなり、デング熱Ⅲ型に感染していることが確認されたという。

 同局では、患者の渡航・居住歴、発症時間、検査結果を総合し、輸入性の感染例と判断。目下、患者は同院に入院中で、すでに20日午前には熱が下がっており、これまでマカオの同住者に体調不良の者も出ていないほか、タイパ島・コインブラ街のマンション「花城(利厚大廈)」付近一帯をリスクエリアと位置付け、職員を派遣し、蚊の発生源の調査・除去と予防措置として蚊の駆除及び作業を実施する予定とした。

 マカオでは、昨年にかけて蚊を媒介とする感染症のうちチクングニア熱とデング熱の感染確認例が多数出現し、前者が46例(当地感染8例と輸入性感染38例)、後者が36例(当地感染1例と輸入性感染35例)に上った。

 マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。冬に入っても気温が高い日が多く、蚊の発生しやすい状況が続いており、また外地との人の往来も頻繁となる中、年初からデング熱(1月6日、12日、20日)、チクングニア熱(1月7日)、ジカ熱(1月13日)と蚊がを媒介とする感染症の輸入性感染確認例が相次ぎ、当局が東南アジアなどデング熱、チクングニア熱、ジカ熱の流行地域に渡航するにあたり、予防対策を強化して臨むよう再三にわたり呼びかけている。

マカオ外港フェリーターミナルに掲出されている外遊先でのデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)=2024年8月本紙撮影

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