マカオ税関が漁船による冷凍肉の密輸出事案摘発

 澳門海關(マカオ税関)は2月6日、マカオ警察総局による指揮の下、各種違法・犯罪行為の抑止と取り締まりを通じてマカオの良好な治安環境の維持を図ることを目的とした「冬の防犯運動2026」を展開する中、マカオ半島西岸の内港で漁船による冷凍肉の密輸出事案を1件摘発したと発表。

 6日午前3時頃、税関職員が内港エリアで監視を行っていたところ、台車を使って袋入りの貨物を埠頭の岸壁に運び、青いプラスチック容器に投入した後、漁具で意図的に隠蔽する不審者1人を発見。しばらくして、不審な漁船が近くに接岸し、船の乗組員が上述の貨物を素早く船内に積み込み、すぐに離岸したのを確認したことから、即座に摘発に着手したという。

漁船を使った食材密輸出事案摘発時の様子=2026年2月6日(写真:澳門海關)

 まず、陸地で台車で貨物を岸壁に運んだ男の身柄を確保し、続いて海上で税関の巡視艇が当該漁船に対する臨検を実施。この際、漁船の機関室内の隙間部分から輸出に必要な書類のない冷凍肉およそ286.5キログラム、市価約15万パタカ(日本円換算:約294万円)相当を発見し、乗組員3人の身柄を拘束したとのこと。

 漁船の乗組員3人はいずれも中国人(中国本土居民)の男で、税関が対外貿易法違反で起訴。また、陸上で荷物の運搬に従事した男は違法就労の疑いあることから、労工事務局へ案件を引き継ぐとした。

 マカオでは、陸路のボーダーにおける密輸の摘発例が多いが、漁船を使った事例もしばしば報告されている。

漁船を使った食材密輸出事案摘発時の様子=2026年2月6日(写真:澳門海關)

関連記事

最近の記事

  1.  総合不動産サービス企業のJLL(仲量聯行)は3月4日、2025年のマカオ不動産市場レビュー及び2…
  2.  マカオは人口約69万人、面積約32平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR…
  3.  マカオ政府体育局は3月3日、(2026年)3月30日から4月5日にかけてマカオで開催を予定してい…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は3月2日、「水客」と呼ばれる違法な越境”運び屋”行為に対し、IT技術を活…
  5.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は3月2日、2025年11月〜2026年1月の雇用統計を公…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は1月19日、国際旅客誘致策の一環として2024年と2025年に実施…
  2.  マカオ政府公共建設局(DSOP)は1月23日、新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」の整備構…
  3.  マカオ政府博彩監察協調局(DICJ)は1月1日、昨年(2025年)12月の月次及び年間のカジノ売…
  4.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  5.  マカオ治安警察局は1月4日、昨年(2025年)通期の各種出入境関連統計の速報値を発表。  …

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2026年3月号
(vol.153)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun