マカオの1月カジノ売上、前年割れ継続も若干良化へ=金融機関見通し

マカオのカジノ売上が昨年(2014年)6月以来、7ヶ月連続前年割れとなり、マカオ政府とカジノ運営企業はいずれも今年上半期まで停滞が続くと見込んでいる。シティバンクでは、今月(1月)のカジノ売上について、前年割れには変わりないものの、事前見通しを若干上回るペースで進捗していることを明らかにした。

マカオの日刊紙「澳門日報」が1月14日付紙面で報じた。シティバンクが発表した直近のレポートによると、マカオの今年1月1日から11日までのカジノ売上は約87億パタカ(日本円換算:約1280億円))に上ったという。このうち、1月1日から4日の期間の1日平均売上が9.48億パタカ(約139億円)、2週目が7.43億パタカ(約109億円)だった。このペースで進捗すると、1月のカジノ売上は前年同月比17%減の238億パタカ(約3648億円)となり、同行が事前に見込んでいた20%減の230億パタカと(約3383億円)いう数字から若干良化するという。なお、前月(12月)の月間カジノ売上は232.85億パタカ(約3425億円)だった。

マカオ政府の予算案では、平均月次カジノ売上について、2014年の300億パタカ(約4413億円)から、2015年は275億パタカ(約4045億円)に下方修正されている。

マカオのカジノ(写真はイメージ)―本紙撮影

マカオのカジノ(写真はイメージ)―本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は11月7日、今年第3四半期(2025年7〜9月)の旅客消費調査(ギャ…
  2.  マカオ政府統計・センサス局は11月7日、今年(2025年)9月及び1〜9月累計の電子決済額統計(…
  3.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者の禁止場所や赤信号での道路横断行為が…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月8日夜、同日マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例確認した…
  5.  マカオ治安警察局は11月7日、マカオの地域コミュニティにおける治安環境浄化を目的とした違法売春に…

ピックアップ記事

  1.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…
  5.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…

イベントカレンダー

11月 2025
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
« 10月   12月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年11月号
(vol.149)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun