マカオ、国慶節7連休のインバウンド旅客数対前年11.5%増の約98.5万人…中国本土旅客に限ると9.4%増の79.8万人

 中国本土で大型連休となる国慶節ホリデーシーズン(10月1〜7日)は年間延べ約3580万人(2018年実績)のインバウンド旅客を誇るアジア有数の観光都市マカオにとって年に複数ある多客期のひとつに数えられる。

 マカオ政府旅遊局(MGTO)が10月8日に公表した治安警察局提供資料ベースの臨時データによれば、国慶節連休7日間累計のインバウンド旅客数は前年同時期から11.5%増の98万4996人で、マカオ治安警察局が9月29日に公表した事前予測の10%増をやや上回るかたちとなった。また、中国本土旅客に限ると9.4%増の79万8443人、中国本土旅客の全体に占める割合は81.1%。

 なお、インバウンド旅客数のピークは5日目で、前年の同じ日から21.9%増の16万3370人。最少だったのは7日目で、3.1%減の7万8918人。前年割れ、そして10万人の大台を割り込んだのはこの日のみ。

 マカオ政府旅遊局が9月23日に公表した資料によれば、今年(2019年)1〜8月の出入境旅客数は前年同時期から18%増の延べ約2744万人(中国本土旅客占有率71.2%)。近年、インバウンド旅客数は右肩上がりの成長を続けているが、昨年10月に港珠澳大橋が開通して以降、伸長幅が一層拡大している状況だ。

国慶節ホリデー期間中に多くの旅客で賑わった世界遺産・聖ポール天主堂跡前の大三巴街(写真:マカオ治安警察局)

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