マカオ治安警察局新本部と特警隊が入る新庁舎ビルが完成

 マカオ政府公共建設局(DSOP)は1月16日、同局がタイパ島北東部の沖合に埋立造成した「新城E区」で建設を進めてきたマカオ治安警察局新本部と特警隊が入る新庁舎ビルが1月16日に完成したと発表。

 着工は2021年1月で、予定より45日早く完成したとのこと。検収及び行政手続き後、両部門に引き渡しを行うという。

 新庁舎の敷地面積は約7千平米、U字型配置の3つの棟で構成され、地上9階、地下2階建て、総建築面積は8万平米。庁舎内にはアクションコントロール室、(緊急通報ダイヤル)999アクションセンター、記者会見場、全マカオ都市電子監察システム設備ルーム、マルチファンクションルーム、装備品保管庫、拘置場、事務所が入るほか、運動場などの共用施設もあるという。

マカオ治安警察局新本部と特警隊が入る新庁舎ビルが完成(写真:DSOP)

 現在、治安警察局本部はマカオ半島新口岸地区、特警隊はマカオ半島北部の關閘にそれぞれ位置している。

 新城E区はタイパフェリーターミナルやマカオ国際空港に近く、建設中の新たな跨海大橋を通じて港珠澳大橋、マカオ半島北東部とのアクセスも向上する見込みで、近年複数の政府部門の庁舎の進出が進んでいる。

マカオ治安警察局新本部のエントランス(写真:DSOP)

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