マカオの2025年3月貨幣・金融統計公表…居民の預金残高が最高更新

 マカオ政府金融管理局は5月2日、今年(2025年)3月の貨幣・金融統計を公表。内容のサマリーは下記の通り。

【マネーサプライ】
 流通貨幣が前月から1.8%下落、通知預金が10.5%上昇となり、M1は6.8%増。また、準通貨負債は0.8%上昇。M1及び準貨幣負債を含む広義貨幣供給量M2は1.3%増で、金額は8106億マカオパタカ(日本円換算:約14兆6585億円)に。前年同月との比較では、M1が11.3%、M2が8.8%のそれぞれ上昇。M2に占める通貨別の比率はマカオパタカが32.2%、香港ドルが46.6%、人民元が6.3%、米ドルが12.5%。

【預金】
 マカオ居民(マカオ居留権保有者)による預金残高は1.3%上昇の7890億マカオパタカ(約14兆2679億円)で過去最高を更新、非居民による預金残高についても9.1%増の3601億マカオパタカ(約6兆5119億円)、公共部門の銀行システムへの預金残高は微減の2111億マカオパタカ(約3兆8174億円)となり、これらを総合して計算した銀行システムの預金残高は3.1%上昇の1兆3602億マカオパタカ(約24兆5973億円)で4ヶ月連続上昇。このうち、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの占める割合はそれぞれ19.1%、47.2%、7.8%、24.0%。

【融資】
 地元民間部門への融資は前月から0.4%減の5113億マカオパタカ(約9兆2461億円)。対外民間部門への融資は3.4%下落の5129億マカオパタカ(約9兆2751億円)。民間部門へ融資額は合計で1.9%減の1兆0242億マカオパタカ(約18兆5212億円)となり、マカオパタカ、香港ドル、人民元、米ドルの比率はそれぞれ21.9%、43.4%、11.6%、20.3%。

【預貸率/不良債権比率】
 銀行のマカオ居民に対する預貸率は今年3月末時点で前月末から0.8ポイント下落の51.1%。非マカオ居民含む総体預貸率は3.8ポイント下落の75.3%。1ヶ月及び3ヶ月ベース計算による流動資産対負債比率はそれぞれ69.5%、56.6%水準。このほか、不良債権比率は前月から横ばいの5.5%。このところ不良債権比率の上昇は落ち着きつつある。

マカオ金融管理局ビル(資料)=2020年7月本紙撮影

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