マカオ気象台が今秋の天気見通し発表…平均気温平年並み〜高め、累積降水量平年並み〜多め

 マカオ地球物理気象局(気象台)は8月29日、今秋(2025年9〜11月)のマカオの天気についての見通しを発表。

 最新の予報モデル資料を総合し、平均気温は平年並みから高め、累計降水量については平年並みから多めとした。

 同局によれば、マカオの秋季の天候は、夏の季節風と冬の季節風が入れ替わる過渡期にあたることから、初期には北西太平洋の亜熱帯高気圧が(マカオを含む)華南地域を覆い、依然として酷暑が出現や熱帯性機構系の影響を受ける可能性があり、その後は亜熱帯高気圧が東から南へ後退するのに伴い、大陸製高気圧の弱い寒気の影響を受けるようになり、冷涼で乾燥した天気となり、次第に降水量が減少する見込みとのこと。

 また、最新の観測データから、目下、太平洋赤道域の中・東部の海面水温はENSO(エルニーニョ南方振動)中性状態にあり、モデル予測を総合すると、今秋はこの状態が維持される見通しという。

 台風については、年初から8月までに8個がマカオへ影響を及ぼし、最新予報資料をもとに、9〜12月にかけてマカオに影響を与える台風の数は約2〜4個、今年の台風シーズンの終わりは10月以降になる見込みを示した。

 世界気象機関(WTO)のガイドラインに基づき計算されたマカオの秋季の正常気候範囲は24.4〜24.8℃、累積降水量は228〜371ミリ。

マカオ政府地球物理気象局(資料)=タイパ島大潭山にて本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局は11月21日、昨年(2024年)マカオの文化産業調査結果を公表。 …
  2.  マカオ政府統計・センサス局は11月21日、今年第3四半期(2025年7〜9月)の民間建築及び不動…
  3.  マカオ政府統計・センサス局が11月21日に公表した資料によれば、今年(2025年)10月の総合消…
  4.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者の禁止場所や赤信号での道路横断行為が…
  5.  マカオ政府とカジノ経営コンセッションを結ぶ6陣営の一角、SJMリゾーツ社系の衛星カジノ施設のひと…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府は6月9日午後5時からマカオ政府本部ビルで特別会見を行い、SJMリゾーツ社、メルコリゾ…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  今年(2025年)に入って以降、マカオ政府が新交通システム「マカオLRT」の新路線計画を相次いで…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)は4月29日、国際旅客誘致策の一環として昨年(2024年)実施した香…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…

イベントカレンダー

11月 2025
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
« 10月   12月 »
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年12月号
(vol.150)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun