マカオで今年18例目の輸入性デング熱感染確認…患者に広東省中山市渡航歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は10月14日未明、前日(13日)マカオ域内で新たに輸入性デング熱感染を1例確認したと発表。マカオにおけるデング熱感染例出現は2日ぶり。

 患者はコロアン島の石排灣エリアにあるマンション「樂群樓(第6座)」に居住するマカオ人の女性(45)で、10月4〜5日と10〜12日にかけて広東省中山市を訪問していたとのこと。12日夜に発熱と倦怠感の症状が現れ、13日に自宅近くにある公立クリニックを受診し、同クリニックで受検した検査結果が同日中に明らかとなり、デング熱1型に感染していることが確認されたという。

 同局では、患者の渡航歴、発症時間、検査結果を総合し、輸入性の感染例と判断し、速やかに患者のマカオにおける主な活動場所周辺で予防措置として蚊の駆除及び蚊の発生源の調査・除去作業を実施する予定とした。

 デング熱は蚊(ヒトスジシマカ)を媒介とする感染症。一昨年のマカオにおけるデング熱感染確認は7例で、すべて輸入性だったが、昨年は輸入性感染が2月(1件)、5月(1件)、6月(2件)、7月(1件)、10月(18例)、11月(12例)、12月(4例)の計39例、当地感染が10月(1例)、11月(8例)の計9例に上った。なお、昨年分に関して、10月以降に感染確認された輸入性事案の大半にマカオと相互往来が緊密な広東省中山市、仏山市、江門市滞在歴があった。今年は今回のケースを含めて当地感染が1例、輸入性が18例の19例に。

 マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。この時期になっても依然として気温・湿度が高いが続き、蚊の発生しやすい状況で、またボーダーを跨ぐ移動も頻繁となる中、同局が市民に対して域内及び外遊時にデング熱及び最近周辺地区で流行が見受けられるチクングニア熱への予防対策を講じるよう繰り返し呼びかけるとともに、市政署と合同で蚊の発生源の調査・駆除を強化して臨んでいる。

 年初来(10月13日夜まで)のマカオにおけるチクングニア熱感染確認例は、当地感染が8例、輸入性が24例となっている。

マカオ外港フェリーターミナルに掲出されている外遊先でのデング熱への注意を呼びかけるサイネージ(資料)=2024年8月本紙撮影

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