マカオ国際空港がスマート保安検査&搭乗サービス「MIA One ID」開始

 マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港運営会社にあたる澳門國際機場專營股份有限公司(CAM)は1月8日、同空港においてスマートセキュリティ&搭乗サービス「易登記(MIA One ID)」を正式に開始したと発表。

 同社によれば、MIA One IDは顔認証技術を利用した単一身分識別システムで、空港出境システムと旅客識別システムを連携・統合することで、対象となる旅客を完全にカバーし、事前保安検査及びセルフ搭乗を含む完全ペーパーレス化を実現することで、旅客により便利で効率的な旅行体験を提供できるという。利用対象は11歳以上かつ電子旅行証券を持つ出発旅客で、チェクインカウンター、自動チェックイン機、eセキュリティゲートで登録できる。

マカオ国際空港がスマート保安検査&搭乗サービス「MIA One ID」開始(写真:CAM)

 同サービスは2025年までに設置を完了し、すでに使用がスタートしており、サービス提供開始からの1週間で、乗客は平均2分以内に保安検査を通過可能(手荷物の開封検査や手作業によるボディチェックが不要)となり、検査の待ち時間が大きく短縮。セルフ搭乗システムがすべてのボーディングゲートに設置された後、搭乗プロセスについても改善が図られる見通し。

 One IDは国際航空運送協会(IATA)が推進するグローバルイニシアチブであり、その導入・実施は空港のデジタルトランスフォーメーション(DX)における重要な指標のひとつで、生体認証と信頼性の高いデジタルIDはONE IDコンセプトの核心であり、旅客の空港体験を向上させるだけでなく、ペーパーレス化された本人確認プロセスの効率性と安全性を高めることができるとのこと。

マカオ国際空港がスマート保安検査&搭乗サービス「MIA One ID」開始(写真:CAM)

 このほか、同空港では、2024年から出発階の保安検査エリアの最適化計画を進め、昨年(2025年)末までにボディスキャナー、手荷物自動改修トレイ、人体画像分析技術といった先進的な機能を持つスマート保安検査通路8レーンを稼働させている。

 マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港。東南及び東北アジアとの短・中距離路線が主で、LCCの誘致に積極的なことでも知られる。2012年から8年連続の伸長、開港以来最多記録を2015年から5年連続の更新していたが、2020〜2022年はコロナ禍で旅客数が低迷を余儀なくされた。昨年通期の旅客数は延べ752万人超で、前年比1.6%減、アフターコロナで初めて前年割れとなった。

マカオ国際空港がスマート保安検査&搭乗サービス「MIA One ID」開始(写真:CAM)

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