団体旅行客数、ホテル稼働率堅調―12年通年

マカオ政府統計調査局は18日、去年(2012年)12月の団体旅行客及びホテル客室稼働率統計を発表。同月マカオを訪れた団体ツアー客はのべ887,282人で対前年8.8%増、ホテル客室稼働率は同3.5%減の86.2%だった。稼働率低下の理由は3,000室規模の新規大型ホテル開業のためとみられるが、依然として高水準を維持。

12月にマカオを訪れた団体ツアー客のべ887,282人の主な出発地別内訳は下記の通り。
・中国本土:650,389人 10.6%増(うち広東省:255,780人)
・台湾:62,856人 25.4%増
・韓国:50,640人 66.6%増
・香港:31,839人 25.4%減
・日本:12,951人 40.2%減

昨年1-12月通年の団体ツアーによる入境旅客数合計はのべ9,122,332人で、前年同期比21.0%増、旅客総数に占める割合は32.5%となる。12月単月では韓国からの団体旅行者が大幅増となる一方、日本は41.9%減となった11月につづき、大きな減少となった。しかし、通年では244,070人で、前年同期比12.0%増をキープしている。

マカオ全体で100軒のホテル及びサービスアパートメントが昨年12月末時点で提供する客室数は26,069室となり、対前年3,713室、16.6%増。うち、5つ星ホテルの客室が占める割合は63.8%。

2012年12月のホテル及びサービスアパートメントの宿泊人数はのべ898,857人で、対前年9.6%増、平均宿泊日数は1.4泊で、0.09泊の減少。ホテル及びサービスアパートメントの客室稼働率は3.5%減の86.2%。うちホテルに限ると86.8%、さらに4つ星ホテルでは89.7%と平均を上回る。昨年1-12月通年のホテル及びサービスアパートメント宿泊者数合計はのべ9,541,397人で前年同期比10.8%増、平均客室稼働率は83.1%で同1.1%減。9月末の大型ホテルオープンにより供給が増えている中、稼働率は引き続き高水準を維持している。

2012年1-12月の通年、ホテル及びサービスアパートメントに宿泊したゲスト数は旅客総数の65.4%を占め、前年比3.1%増。

2013年頭に新棟がオープンし、マカオ最大規模の客室数となるシェラトンマカオ (c) Sheraton Macao

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