マカオカジノIR運営MGMチャイナ、コロナ禍で2Q純収入が95%減

 マカオでMGMマカオ(マカオ半島新口岸地区)及びMGMコタイ(コタイ地区)の両カジノIR(統合型リゾート)施設を運営するMGMチャイナ社はマカオ時間7月31日、今年第2四半期(2020年4〜6月)の業績を発表。

 今年第2四半期の純収入は前年同期比95%減の3300万米ドル(日本円換算:約35億円)にとどまった。調整後プロパティEBITDAは1.16億米ドル(約123億円)の赤字に。前年同期は1.73億米ドル(約183億円)の黒字だった。

 同社では、減収の主要因として、入境制限を含む新型コロナ防疫対策によるインバウンド旅客の減少、防疫措置としてゲーミングテーブル間の距離や同時着席人数の制限などを講じたニューノーマル下における限定的な営業体制を挙げている。

 マカオの今年第2四半期のカジノ売上(Gross Gaming Revenue=GGR)は前年同期比95.6%減の32.34億マカオパタカ(約426億円)にとどまっている。

大型カジノIR「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

大型カジノIR「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区-本紙撮影

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