香港、12/9単日の新型コロナ新規感染確認数は104人…2日連続3桁、うち感染経路不明が35人

 香港では、新型コロナウイルス感染症の流行「第4波」を迎えている。

 香港政府は12月9日夕方、同日午前0時時点集計の単日の新規感染確認数が104人だったと発表。2日連続で3桁を上回った。内訳は市中感染が99人、輸入性が5人。市中感染のうち感染経路不明は35人だった。このほか、陽性予備群が60人超いるという。

 マンション、スーパー、医療機関、建設現場、社会福祉施設など市内各所で集団感染(クラスター)も相次ぎ確認されている。この日の新規感染確認者の中には東九龍・将軍澳のトンネル工事現場の作業員6人、空港エリアを管轄する警察署に所属する警察官3人が含まれる。中でも、大規模クラスター化しているダンスクラブ関連は新たに12人の感染確認があり、合計690人超に。このグループをきっかけに感染が拡大している可能性が指摘されている。

 流行第4波が持続する中、香港政府は一層の防疫措置の引き締めを実施する方針を示している。10日午前0時以降、14日間にわたって飲食店の午後6時以降のイートイン営業の禁止(翌午前4時59分まで)、宴会人数の20人以下に制限、フィットネスセンター、スポーツ施設、美容・按摩院の閉鎖するなどの措置が講じられる予定。

 ここまでの香港における累計感染確認数は7180人、退院者数は5783人、死者数は113人。

香港の町並み(資料)—本紙撮影

香港の町並み(資料)—本紙撮影

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