マカオ、20年11月の対外商品貿易統計公表…輸入総額対前年56.6%増=コスメや香水がけん引、インバウンド回復追い風

 マカオでは世界規模の新型コロナウイルス感染症流行の影響により2020年2月頃から経済活動の縮小が続いている。

 ただし、このところは明るい兆しも見えつつある。マカオと中国本土における流行状況が落ち着いたことを受け、7月中旬から段階的に両地の往来制限が緩和されている。9月下旬までに中国本土からマカオへの渡航許可(ビザに相当)の申請、発給が再開されたことでインバウンド旅客が回復する中、輸入については改善傾向にある。

 マカオ政府統計調査局は12月31日、2020年11月の商品貿易統計を公表。

 11月の商品輸入総額は前年同月から56.6%増の134.3億マカオパタカ(日本円換算:約1728.5億円)だった。品目別では、コスメティック・スキンケア用品、香水、ハンドバッグ・財布がそれぞれ3.8倍、1.8倍、78.6%増。一方で、カジノ用製品、燃料・潤滑油、携帯電話はそれぞれ64.8%、36.1%、11.6%減。貨物輸出総額は15.7%減の9.6億マカオパタカ(約123.6億円)。このうち、マカオ製の商品の輸出は10.5%減の1.5億マカオパタカ(約19.3億円)で、品目別ではたばこが80.9%減。再輸出については16.6%減の8.1億マカオパタカ(約104.3億円)で、品目別ではカジノ用製品が82.7%減。11月の商品貿易赤字は124.7億マカオパタカ(約1604.9億円)。

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

マカオ半島中心部の町並み(資料)-2019年9月、ポンテ16にて本紙撮影

 今年1〜11月累計の商品輸入総額は前年の同じ時期から0.5%減の808.0億マカオパタカ(約1兆0399.1億円)、輸出は17.9%減の96.0億マカオパタカ(約1235.5億円)、貿易赤字は2.5%拡大の711.9億マカオパタカ(約9160.9億円)。

 1〜11月の主要輸出先内訳は、香港が12.3%減の65.8億マカオパタカ(約846.7億円)、中国本土が2.5%増の14.8億マカオパタカ(約190.5億円)、米国が1.0倍増の5.0億マカオパタカ(約64.3億円)、EUが4.8%減の4.8億マカオパタカ(約61.8億円)。ポルトガル語圏諸国向けの輸出は7.7倍増の1100万マカオパタカ(約1.4億円)に。品目別では、非紡績商品が24.5%減の81.1億マカオパタカ(約1043.6億円)、紡績品・衣類は56.3%増の14.9億マカオパタカ(約191.7億円)。

 輸入品の原産地別では、EUが9.4%増の243.3億マカオパタカ(約3180.8億円)、中国本土が15.0%減の237.8億マカオパタカ(約3060.1億円)。輸入元別では、香港が4.9%増の664.5億マカオパタカ(約8550.9億円)、中国本土が15.2%減の111.0億マカオパタカ(約1428.4億円)。品目別では、消費財が5.3%増の591.4億マカオパタカ(約7610.2億円)。このうち、コスメティック・スキンケア用品が1.8倍増の172.2億マカオパタカ(約2215.9億円)、腕時計が33.9%減の39.3億マカオパタカ(約505.7億円)、ゴールド製ネックレスが53.1%減の27.6億マカオパタカ(約355.2億円)、燃料・潤滑油が28.5%減の47.3億マカオパタカ(約608.7億円)、携帯電話が35.2%減の31.7億マカオパタカ(約407.9億円)、建築資材が13.5%増の17.6億マカオパタカ(約226.5億円)だった。

 1〜11月累計の対外商品貿易総額は前年同時期から2.7%減の904.0億マカオパタカ(約1兆1631.0億円)。

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