マカオ返還記念日…中国復帰24周年

 きょう(12月20日)、1999年12月20日にマカオがポルトガルから中国に返還され、一国二制度の下、マカオ特別行政区が発足してから24周年の記念日を迎えた。

 マカオ特別行政区政府は同日午前8時からマカオ半島新口岸地区の金蓮花広場で国旗・区旗掲揚式典を開催。賀一誠(ホー・ヤッシン)行政長官が代表を務め、会場には中国中央マカオ出先機関の要職者やマカオ各界の代表者、約100人の学生らが出席。会場周辺には多くの市民も集まり、式典の様子を見守った。

マカオ返還24周年記念日の朝に開催された国旗・区旗掲揚式=2023年12月20日、金蓮花広場(写真:GCS)

 午前9時30分からはマカオ半島南部にある中葡展覧館(中国・ポルトガル語圏諸国商業貿易協力サービスプラットフォームコンプレックス)で政府主催の祝賀レセプションが開催された。

 賀行政長官は祝賀レセプションの祝辞において、3年間に及びコロナ禍を乗り越え、我々は現在の好調な状況を大切にし、着実な社会経済の回復という良好な流れを確かなものにするよう努め、経済のより適正で多角的な発展を促進するためにより一層努力し、マカオの発展のために絶えず新境地を切り開かなければならず、来年(2024年)は、新中国の建国75周年、マカオの祖国復帰25周年、そして(広東省・マカオ)深層合同開発区の開発第一段階目標を達成する節目の年となり、新時代の新たな歩みの中で、中国式の近代化が強国の建設と民族復興の偉業を推し進め、偉大なる祖国の繁栄と力強さはマカオにとってより良い発展の可能性を切り開くことは、マカオの未来に十分自信を持てる理由になると述べた。

 なお、マカオとともに中国の特別行政区となっている香港が英国から中国に返還されたのは、マカオからおよそ2年半前の1997年7月1日のこと。来年(2024年)は返還27周年を迎える。

マカオ返還24周年祝賀レセプションで祝辞を述べるマカオ特別行政区の賀一誠行政長官=2023年12月20日、中葡展覧館(写真:GCS)

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