5月CPI、対前年6.16%上昇

マカオ政府統計調査局は6月20日、今年(2014年)5月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は130.06となり、対前年6.16%の上昇。住宅家賃と外食費の上昇が主要因となっている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の11.98%、食品及び非アルコール飲料の6.04%、家庭設備及び用品の6.02%増で、主に家賃、LPG価格、外食費、家庭サービス費の上昇に伴うもの。

今年5月のCPIは前月との比較で0.10%上昇。夏物衣料が市場に出回ったことで衣料及び履物価格指数が1.37%上昇、LPG価格の下落が上昇幅の一部を相殺した。このほか、旅行ツアー価格が下ぶれしたことに伴い、レジャー及び文化価格指数が2.47%ダウン、野菜及びフルーツ価格の下落が鮮魚価格と外食費の上昇幅を上回ったことで食品及びノンアルコール飲料価格指数は0.22%ダウンとなった。

今年5月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して5.89%増。うち住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料、家庭設備及び用品価格指数がそれぞれ11.19%、6.48%、6.30%の目立った上昇。一方、通信価格指数はそれぞれ1.64%の下落だった。

今年1~5月のCPIは前年同期比6.18%上昇。

生活物価に直結するインフレ率に対する市民の関心は高い(写真はイメージ)―本紙撮影

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