マカオ税関、着衣の下や越境自家用車内に隠す手口の密輸事案6日間で7件摘発

 澳門海關(マカオ税関)は7月21日、いわゆる運び屋による密輸行為をターゲットとしてITを用いるなどの水際対策強化を講じて臨む中、同月12日から17日までの6日間にマカオと中国本土との間の主要な陸路の玄関口にあたる關閘及び青茂イミグレーション施設で着衣の下や越境自家用車内に隠す手口による密輸事案を6件摘発したと発表。

 発見に至った密輸品の内訳は、未検疫の肉類44.7キログラム、中古スマートフォン114台、中古電子製品90個、中国白酒12本で、未検疫食材と中国白酒は越境自家用車を用いた中国本土からマカオへの持ち込み(密輸入)、その他は徒歩での越境者によるマカオから中国本土への持ち出し(密輸出)を企図したケースだったとのこと。

 7件のうち着衣の下に隠すケースが5件あり、いずれも税関検査場の申告物なしレーン(グリーンレーン)を通過した際の通関者の不審な様子を察知した税関職員が呼び止め、詳細検査を行った結果、身体の胴回りにラップで巻き付ける、ポケットの中に入れるといった手段で隠し持っている密輸品を発見、越境自家用車は2件で、リスク管理システムの事前警戒アラートによって検査対象車両を絞り込んだという。

マカオ税関が摘発した越境自家用車による未検疫肉類の密輸入事案=2025年7月12日、關閘イミグレーション(写真:澳門海關)

 上述の7件の密輸事案に関与した7人は23〜67歳のマカオ居民、香港居民、中国本土居民で、全員を対外貿易法違反で起訴済みとした。

 一昨年(2023年)初頭のウィズコロナ転換による水際措置の緩和に伴い、マカオと中国本土、香港との相互往来が容易になって以降、いわゆる運び屋が絡む密輸入、密輸出事案が摘発されるケースが増えており、物品を着衣の下に隠す手口や越境自家用車の悪用が目立っている。

 税関では、市民に対して出入境における携行品の出入りに関する法令の遵守及び報酬を目当てに運び屋行為へ従事しないよう累次の呼びかけを行うとともに、今後も継続して水際における各種取り締まりを強化して臨む考えをあらためて示した。

マカオ税関が摘発した着衣の下に隠す手口の中古スマートフォン密輸出事案=2025年7月17日、青茂イミグレーション(写真:澳門海關)

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