マカオで輸入性ジカ熱感染例を初確認…患者にフィリピン滞在歴

 マカオ政府衛生局(SSM)は9月11日夜、前日(10日)マカオ域内で初めてとなる輸入性ジカ熱(ジカウイルス感染症)感染例を確認したと発表。

 ジカ熱はデング熱やチクングニア熱と同様、蚊を媒介とする感染症。

 同局の発表によれば、患者はマカオで就労する海外労働者の女性(32)で、マカオ半島・風順堂区の桔仔街にあるマンション「信開大廈」に居住。前月(8月)23日から9月2日にかけてフィリピン滞在歴があり、9月2日にマカオへ戻った後、6日から四肢の関節痛の症状、8日からは皮膚に発疹が現れ、10日にマカオ半島のギアの丘にある公立総合病院・仁伯爵綜合醫院(通称・山頂醫院)を受診し、同院で受検した血液サンプル検査の結果が当日中に明らかとなり、ジカ熱ウイルス陽性が確認されたという。

 目下のところ患者の容体は安定しており、同住者に体調不良は出現していないとした。

 同局では、患者の渡航歴、発症時間、検査結果を総合し、輸入性事案と判断。患者の自宅及び主な活動場所周辺で予防措置として蚊の駆除及び蚊の発生源の調査・除去作業を実施する予定。

 マカオの人口は約68万人、人口密度は世界的にみてもかなり高い約2万人/平方キロ。目下、マカオは雨季にあたり、蚊の発生しやすい状況で、またボーダーを跨ぐ人の移動も多いことから、同局が市民に対して域内及び外遊時に蚊を媒介とする感染症への予防対策を講じるよう繰り返し呼びかけるとともに、市政署と合同で蚊の発生源の調査・駆除を強化して臨んでいる。

 なお、年初来のマカオにおけるデング熱感染確認例は14例(当地1例/輸入性13例)、チクングニア熱感染確認例は16例(当地3例/輸入性13例)となっている。

マカオ政府衛生局(写真:GCS)

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