マカオで今年23例目の輸入性チクングニア熱感染確認…患者は広東省仏山市渡航歴ある2歳児

 マカオ政府衛生局(SSM)は10月8日夜、同日マカオ域内で新たに1例の輸入性チクングニア熱感染例を確認したと発表。

 チクングニア熱はネッタイシマカやヒトスジシマカが媒介する感染症で、マカオでの感染確認例出現は2日ぶりで、輸入性に限ると4日ぶりのこと。年初来の感染確認例は今回のケースを含めて29例となり、内訳は当地感染が6例、輸入性感染が23例。

 患者はマカオ半島北部の雅廉訪大馬路にあるマンション「錦榮大廈」に居住するマカオ人の男児(2)で、前月(9月)30日から10月7日にかけて家族とともに広東省仏山市を訪れていた。訪問先滞在中の7日午前、患者の両脚に赤い発疹が現れたため、同日午後マカオへ戻ったという。その後、8日未明に発熱の症状が出現したことから、公立総合病院の仁伯爵綜合醫院を受診。同院で受検した血液検査の結果が同日中に判明し、結果は陽性で、チクングニア熱感染確認に至ったという。

 同局では、患者の外遊歴、症状の出現時期、検査結果から輸入性感染事案と判断。目下、患者の容体は安定しており、公立総合病院の仁伯爵綜合醫院(通称:山頂醫院)で入院治療中とした。また、患者と同住の家族に体調不良は出現していないとのこと。同局では、患者の自宅及び主な活動場所周辺で蚊の発生源調査及び予防的な蚊の駆除作業を行う予定。

 今年7月中旬以降、マカオに近い広東省仏山市の順徳区を中心に多数のチクングニア熱感染例が数多く出現していることを受け、同局が臨床症状、伝播方式、予防方法が似たデング熱と併せて予防と対策に関するよう呼びかけを続けているほか、市政署がマカオ域内における蚊の駆除及び発生源の除去といった対策を強化して臨んでいる。近日のマカオにおける輸入性感染確認例では、広東省江門市渡航歴のある患者が目立つ。年初来のマカオにおけるデング熱感染確認例は、当地感染が1例、輸入性が16例。ほかにも、9月に入って以降、輸入性ジカ熱感染例が初めて確認されている。

マカオの公立総合病院として知られる仁伯爵綜合醫院(資料)=2025年2月本紙撮影

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