マカオ、団体ツアー客26人に急性胃腸炎の症状…ビュッフェ店で提供の生牡蠣やサーモンと関連か

 マカオ政府市政署(IAM)は2月5日夜、このほど中国本土の杭州から団体ツアーに参加してマカオを訪問中の26人に相次いで急性胃腸炎の症状が出現したとの通報がマカオ政府衛生局(SSM)より寄せられたとのこと。

 これを受け、IAMの職員が当該ツアーが利用したレストランに職員を派遣し、店内から採取した食品及び環境サンプルを検査したところ、初歩結果としてこの店で提供した生牡蠣やサーモンなどの生鮮食品を食べたことが原因の集団食中毒が疑われることがわかったとし、同店に対して即時に疑わしい食品の提供を中止と密封を命じるとともに、その供給源の追跡調査を進めているとした。

 マカオ政府衛生局(SSM)による疫学調査を経て、このツアーの参加者は約160人で、近日マカオタワー内にある回転レストランでビュッフェスタイルの食事をし、生牡蠣やサーモンなどの生鮮食品を食べた後、うち26人が2月3日夜から発熱、腹痛、下痢、嘔吐といった症状が相次ぎ出現したことが明らかになったとのこと。SSMでは、食品摂取歴、潜伏期間、症状から、ウイルス病原体により引き起こされた可能性が高いとの見方を示したという。

 IAMでは予防措置を講じた上、調査は現在も進行中とし、今後のフォローアップの中で食品安全法違反が判明した場合には、法律に基づき対処する考えを示した。

 なお、本件の当事者は旅客で、すでに大半が中国本土に戻っているため、今後患者の数が増える可能性も排除できず、杭州市当局にも通報済みとした。

 SSMが7日に公表したところによれば、今年に入って以来、食品を原因とする集団胃腸炎事案は増加傾向にあり、ここまで累計で11件に上っている。このうち3件は今週の事案で、初歩調査における患者数は71人、その大半が生牡蠣絡みで、調査対象とした患者から採取したサンプルからノロウイルスが検出されたという。なお、いずれの患者も症状は軽いとのこと。

ユネスコ世界文化遺産にも登録されているマカオ政府の市政署ビル(資料)=2025年3月本紙撮影

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