マカオの贅沢品売上2割落ち込む—カジノ売上3ヶ月連続前年割れで

マカオの月次カジノ売上が今年(2014年)6月から3ヶ月連続で前年割れとなり、中国本土の汚職撲滅キャンペーンも続く中、マカオの贅沢品の小売ビジネスが苦境に立たされているという。マカオ国際ブランド企業商工会の蕭婉儀主席によると、贅沢品の売上も下落傾向で、全体で2割程度落ち込んでいるとのこと。

9月11日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。簫主席によると、この後、国慶節の大型連休やAPEC観光部長会議が呼び水となりハイエンドカスタマーがマカオを訪れることを期待するとし、展望については明るいと語った。また、業界としてショッピングフェアの開催などを通じてマカオならではのショッピング体験の魅力をアピールしていくとのこと。さらに、今後コタイ地区に次々大型リゾート施設がオープンすることから、マカオマーケットにおける小売りビジネスの将来性にも自信があるとしている。

高級ブランドショップが並ぶカジノリゾート併設のショッピングモール(写真はイメージで記事と無関係)—本紙撮影

高級ブランドショップが並ぶカジノリゾート併設のショッピングモール(写真はイメージで記事と無関係)—本紙撮影

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