マカオの贅沢品売上2割落ち込む—カジノ売上3ヶ月連続前年割れで

マカオの月次カジノ売上が今年(2014年)6月から3ヶ月連続で前年割れとなり、中国本土の汚職撲滅キャンペーンも続く中、マカオの贅沢品の小売ビジネスが苦境に立たされているという。マカオ国際ブランド企業商工会の蕭婉儀主席によると、贅沢品の売上も下落傾向で、全体で2割程度落ち込んでいるとのこと。

9月11日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。簫主席によると、この後、国慶節の大型連休やAPEC観光部長会議が呼び水となりハイエンドカスタマーがマカオを訪れることを期待するとし、展望については明るいと語った。また、業界としてショッピングフェアの開催などを通じてマカオならではのショッピング体験の魅力をアピールしていくとのこと。さらに、今後コタイ地区に次々大型リゾート施設がオープンすることから、マカオマーケットにおける小売りビジネスの将来性にも自信があるとしている。

高級ブランドショップが並ぶカジノリゾート併設のショッピングモール(写真はイメージで記事と無関係)—本紙撮影

高級ブランドショップが並ぶカジノリゾート併設のショッピングモール(写真はイメージで記事と無関係)—本紙撮影

関連記事

Print Friendly, PDF & Email

最近の記事

  1.  マカオ政府統計・センサス局が4月26日に公表した資料によれば、今年(2024年)3月の総合消費者…
  2.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進んだ昨年(2023年)から歩行者による禁止場所で…
  3.  マカオ司法警察局は4月26日、前月(3月)コタイ地区の統合型リゾート(IR)併設カジノ場内にある…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月26日、世界知的所有権機関(WIPO)が制定した「世界知的財産の日(…
  5.  マカオにとって最大の旅客ソースとなる中国本土では5月1日から5日までが5連休(「五・一」労働節ゴ…

ピックアップ記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  マカオ・コタイ地区にある大型IR(統合型リゾート)「スタジオ・シティ(新濠影滙)」運営会社は1月…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(澳門輕軌)」タイパ線の媽閣駅延伸部が12月8日に開業。マカ…
  4.  マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空(NX)が福岡便の運航を(2024年)7月12日から再開す…
  5.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…

注目記事

  1.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  2.  香港国際空港の制限エリア内にある「スカイピア」と港珠澳大橋マカオ側イミグレーション施設との間を港…
  3.  日本政府は8月22日、早ければ同月24日にも東京電力福島第一原発におけるALPS処理水(以下、処…
  4.  マカオは面積約30平方キロ、人口約68万人の小さな街だが、コロナ前には年間4000万人近いインバ…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年5月号
(vol.131)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun