マカオ9月消費者物価指数5.82%上昇、家賃・外食費増

マカオ政府統計調査局は10月21日、今年(2014年)9月の消費者物価指数を発表。総体消費者物価指数(CPI)は132.31となり、対前年5.82%の上昇。住宅費と外食費の上昇が主要因となっている。

前年同月との比較で最も上昇幅が顕著だった品目は住宅及び燃料費の12.15%、食品及び非アルコール飲料の5.46%で、主に家賃、外食費の上昇に伴うもの。一方、通信価格指数は0.13%下落。

今年9月のCPIは前月との比較で0.53%上昇。新学期の学費、家賃、外食費、生鮮野菜及び豚肉価格がアップしたことにより、教育、住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料価格指数がそれぞれ2.63%、1.04%、0.92%上昇。一方、タバコや酒の小売価格、パックツアー価格の下落、夏物衣料のセールが実施されたことから、タバコ・アルコール飲料、レジャー・文化、衣料・履物価格指数はそれぞれ0.72%、0.49%の下落となった。

今年9月までの直近12ヶ月の消費者物価平均指数は直前期と比較して6.03%上昇。うち住宅及び燃料、食品及び非アルコール飲料がそれぞれ11.83%、6.24%の目立った上昇。一方、通信価格指数は0.80%の下落だった。

今年第3季、今年1〜9月のCPIは前年同期比それぞれ5.94%、6.08%の上昇。

マカオ半島の中心エリア(写真はイメージ)—本紙撮影

マカオ半島の中心エリア(写真はイメージ)—本紙撮影

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